夫婦ゲンカをしました。
お正月に実家に帰るか、帰らないかで。
娘ユコは、12月30日~31日はお泊り合宿で、勉強です。
1月1日~2日がお休み。
本人は、
「お正月は自分のペースでゆっくり過ごしたい。
でも、勉強しなくちゃと思ったら、勉強したい」
と、以前から話していて、家にいることを望んでいるのを私は知っていました。
しかも、いとこ達に会うのを、いつもは誰よりも楽しみにしているユコ。
そのユコが帰らないと言うのですから、これは尊重してやろうと思っていたのです。
家族そろっての夕食のとき、夫が年末年始のお休みの日程について話し出しました。
内心覚悟を決めた私は、今年のお正月は、どっちの実家にも帰らない旨を伝えました。
すると案の定、
「そんな非常識なこと、おじいちゃん・おばあちゃんは、楽しみにしてるのに!」と、一気に怒りのエネルギーが、わが家の食卓に充満しました。
私も娘も、そう言われるだろうことは、予測がついていたのですが、さすがにムッとした表情で面と向かって言われると、波立ちます。
「12月20日から、毎日毎日塾に行って勉強してるから、1日2日はゆっくりしたいらしいよ」
と私が言っても、
「お正月やで」
と言って、表情は硬いまんま。
「私はユコの居心地いいほうに合わせてやりたいから、どっちにも帰らないから。
私の実家には、もう伝えてある。
毎日毎日朝から晩まで勉強して、そりゃあ、しんどいと思うよ。
塾のお休みの日には、自分のペースでゆっくりしたいの、私はわかるわ」
「そんなこと言ったって、正月やで!」とまた夫。
「お父さんの常識で考えないで、実際の生活を見てあげて」と私。
「ほんまにユコは帰る気ないんか?」と夫。
「だって、疲れるもん」とユコ。
「疲れるって、おまえの本当の家やで」
「・・・。」
「ふ~ん、じゃあ、勝手にしたら?」
そう言い捨てて、自分の部屋に行ってしまいました。
私は、やばい・・・と思ったのですが、意外にもケロッとした表情のユコ。
一緒に食事の後片付けをしながら、大丈夫?と聞いてみると
「もう50歳にもなって、自分の生まれた家に帰りたいんやなぁ、お父さん。
ママも帰りたい?」
と言うではありませんか?!
苦笑。
なんか、子どもの発想って、やっぱり、おもしろい。
怒られたと感じて、しょんぼりしてるだろうと心配していたのですが、なんとも意外な角度から親を見ていたようです。
その後も何事もなかったように、ユコはお父さんの部屋にトランプをしに入っていきました。
やるなぁ。
片や、私はと言えば、冷戦状態。
センター試験を目前に控えた子に、お正月実家に帰れとは言わないだろうし、それと同じくらいに、中学受験生も勉強してると私は思っているのです。
しかも、本人が帰りたくないと言うのなら、私はその子の思いを大事にしてやりたい。
このバトルも、結局3人の子どもの数と同じだけ、3回やってる気がします。
進歩のないのは、私達親のほう。
子どものほうが柔軟ですね。
まぁ、なんやかんや言っても、なんとかなるんでしょう。
子どもの気持ちも尊重しながら、おじいちゃん・おばあちゃんへの尊厳も忘れず、明るいお正月を味わえるようにしようと思います。
いやはや、反省。
カテゴリ名: 中学受験