毎週日曜の夜。
次女あて、10時きっかりに電話がかかってくる。
バイオリンの先生からだ。
悩んだ末に休会したバイオリン教室。
10月から1月いっぱいまで休みをいただいている。
先生は来て弾くだけでもいいから来られては?と
おっしゃったのだが、土曜の夜、塾の授業が終わってから
車を走らせても教室に着くのはどんなに急いでも8時。
レッスンを終えて家へたどり着くのが10時30分。
あくる朝はまた8時前には家を出ないといけない。
これはやっぱり、休むべきと決めたのだ。
ところが普段でも練習しない次女。
我が家は夜9時以降は弾けないことになっているので、塾で家へ戻るのが10時を過ぎてしまうことを考えると防音室でも設置しない限り、このタイトな時間割だとムリな話し・・・
ましてやしばらく休むとなると全く弾かなくなるのでは?
4ヶ月のブランクは娘の場合、あまりに大きいということで、週に1回・2回でも楽器に触れる日があって欲しいと先生が提案された。
「私が週に一回○○○さん(名前をさんづけされる)に電話をすることにします。おけいこできたかどうか先生に話してくださいね。」
次女「・・・はい」
かくして、先生と次女は約束を交わし、週に一度の電話を待つことになった。
10月に入ってからかかさず、かかってきているが、
わざと?寝てしまってたり、その時間を狙って?お風呂に入ってたりしていた次女。
その都度、仕方なしに母が出て
「すみません!今日はもう休んでしまいました~」とか
「まだお風呂から出てきてないんです・・・」とか
言いたくないけど、電話口であれこれ言い訳せざるを得ず…
もちろん、先生もよ~く娘の性格を熟知されているので、
「ええ、分かりました。来週は必ず、声を聞かせてくださいねとお伝えください。」とあくまでポーカフェィス(だろう)をくずされない。
しかし、4回目にもなるとさすがに出ざるを得なかった。
10時。リリ~ンと電話が鳴る。
“出なさい!”と振る。
仕方なしに電話を取る次女。
「はい・・・あの、今日は少し練習しました。」と答えている。
まあ、事実なんだけど、でもほんの少し。
何とか曲はまだ覚えていたよう(必ず暗譜なので)
「お母さ~ん!」先生が替わってと言ってると身振りで母を呼ぶ。
「久しぶりに声を聞けて良かったです。今日は練習したと報告してくれたし、忙しい中でも頑張ってくれてるんですね!
お勉強も頑張っておられますか?また、来週この時間に電話させてもらいますね。これは○○○さんとお約束したことですから。お母さんがネをあげられるかもしれませんが(よくご存知だわ)お休みの間、続けさせてもらいますね。」
「いつもありがとうございます。」と言って電話を切った。
とってもありがたいのだが…
もしかしたら、次女より母の方が
かなりのプレッシャーかも!?
カテゴリ名: 中学受験は2回目ママ