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ニックネーム:  【先輩ママ・パパ】 ぼの

ぼのさんの日記

2009年10月26日20:50

日曜の夜

毎週日曜の夜。
次女あて、10時きっかりに電話がかかってくる。
バイオリンの先生からだ。

悩んだ末に休会したバイオリン教室。
10月から1月いっぱいまで休みをいただいている。
先生は来て弾くだけでもいいから来られては?と
おっしゃったのだが、土曜の夜、塾の授業が終わってから
車を走らせても教室に着くのはどんなに急いでも8時。
レッスンを終えて家へたどり着くのが10時30分。
あくる朝はまた8時前には家を出ないといけない。
これはやっぱり、休むべきと決めたのだ。

ところが普段でも練習しない次女。
我が家は夜9時以降は弾けないことになっているので、塾で家へ戻るのが10時を過ぎてしまうことを考えると防音室でも設置しない限り、このタイトな時間割だとムリな話し・・・
ましてやしばらく休むとなると全く弾かなくなるのでは?
4ヶ月のブランクは娘の場合、あまりに大きいということで、週に1回・2回でも楽器に触れる日があって欲しいと先生が提案された。
「私が週に一回○○○さん(名前をさんづけされる)に電話をすることにします。おけいこできたかどうか先生に話してくださいね。」

次女「・・・はい」

かくして、先生と次女は約束を交わし、週に一度の電話を待つことになった。
10月に入ってからかかさず、かかってきているが、
わざと?寝てしまってたり、その時間を狙って?お風呂に入ってたりしていた次女。
その都度、仕方なしに母が出て
「すみません!今日はもう休んでしまいました~」とか
「まだお風呂から出てきてないんです・・・」とか
言いたくないけど、電話口であれこれ言い訳せざるを得ず…
もちろん、先生もよ~く娘の性格を熟知されているので、
「ええ、分かりました。来週は必ず、声を聞かせてくださいねとお伝えください。」とあくまでポーカフェィス(だろう)をくずされない。
しかし、4回目にもなるとさすがに出ざるを得なかった。
10時。リリ~ンと電話が鳴る。
“出なさい!”と振る。
仕方なしに電話を取る次女。
「はい・・・あの、今日は少し練習しました。」と答えている。
まあ、事実なんだけど、でもほんの少し。
何とか曲はまだ覚えていたよう(必ず暗譜なので)

「お母さ~ん!」先生が替わってと言ってると身振りで母を呼ぶ。

「久しぶりに声を聞けて良かったです。今日は練習したと報告してくれたし、忙しい中でも頑張ってくれてるんですね!
お勉強も頑張っておられますか?また、来週この時間に電話させてもらいますね。これは○○○さんとお約束したことですから。お母さんがネをあげられるかもしれませんが(よくご存知だわ)お休みの間、続けさせてもらいますね。」

「いつもありがとうございます。」と言って電話を切った。

とってもありがたいのだが…
もしかしたら、次女より母の方が
かなりのプレッシャーかも!?

カテゴリ名: 中学受験は2回目ママ

 

コメント

2009年10月26日 21:30 【先輩ママ・パパ】 カプチーノ

ぼのさん こんばんは。

どひゃ〜〜っ!(失礼)
何処までも本気でいらっしゃるんですね、先生凄いです!
そんなに熱心でいらっしゃると、こちらも頑張ってしまうかも?
少しの音楽が、お嬢様にとって気分転換や癒しになるならいいですね。
うーん、ちょっと重いけど、有り難いですねぇ。

娘が学校行事で語学研修で姉妹校に行くのですが、
先週は試験でお休みしていた事もあってか、直前にレッスンしてくださる事になりました。
言葉が通じなくても音楽で♪ 姉妹校でもステイ先でも頑張って欲しいです!
我が娘の先生もとても献身的で有り難いです。

 
2009年10月27日 00:55 【先輩ママ・パパ】 みこ

ぼのさま

私も、どひゃ~~っ!(笑)
これは、確かにありがたきプレッシャーです。

やりますな、バイオリンの先生。

 
2009年10月27日 08:14 【先輩ママ・パパ】 MOON

びっくりなのと、そういうご熱心な先生と出会われたお嬢様はお幸せだなと。
でも、今は受験のまっただ中。
確かに親としては困っちゃうかな。
うちも芸事の先生との板挟みで、私は大変でした。

 
2009年10月30日 21:39 【先輩ママ・パパ】 ぼの

カプチーノさん こんばんは

ホント、どひゃ~です。
先生は幼稚園からバイオリン一筋なんです。
一人っ子でお母さんっ子。独身です。
小学生の頃、お友達が放課後家に遊ぼうと誘いに来ても
お母さんが「今、おけいこしてるから夕方来てね」と言って
断ってしまわれて、やっとおけいこが終わる夕方になるともう
お友達は皆、夕食の時間で・・・そのうち、皆誘わなくなったと
笑って言われてました。
先生もほんとは心の中では泣かれていたのかも・・・
それぐらい遊ぶ時間も惜しんでおけいこしてこられた方です。
もちろん、定期考査や受験の時すら休むことはなかったそうです。
だから、先生にとってはバイオリンのおけいこをできない言い訳なんてないんです。

シュガーちゃん、海外ホームスティですか?
どちらの国にどれぐらい行かれるんですか?
もしかしたらもう行かれているのでしょうか。
楽しみですね♪
ママはちょっと寂しいですか?
ピアノの先生いい方ですね!
お伺いしていて先生と生徒のいい距離感があるなぁと
伝わってきます。

 
2009年10月30日 21:48 【先輩ママ・パパ】 ぼの

みこさん こんばんは

どひゃどひゃです
でも、そこまでされるのはうちだけのようです。
そこが我が家というか、私だったり、娘だったり・・・です(笑)
この例えは極端ですが、事件で犯人につかまった時、逃げられる状況があるのに逃げなかったっていうことありますよね。
なぜ?といわれても分からないのだけど・・・
ちょうどそんな感じに似ています。
先生が一生懸命して下さってるのにこんな風に思ったりしてほんとごめんなさいなんですが、ちょっと、そういうとこあります。

 
2009年10月30日 21:53 【先輩ママ・パパ】 ぼの

MOONさん こんばんは

確かに先生は熱心すぎるほど熱心です。
本当にありがたく感謝、感謝なのですが…
決まった月謝以上のことをして下さっているのですから。
ありがたく受け止めないといけません。
と自分で納得するようにはしています。
でもね・・・と思うこともあって、罰当たりですが、ついグチっております。

MOONさんがおっしゃる芸事の先生との板ばさみはどのように
解決なさいましたか?

 
2009年10月30日 23:30 【先輩ママ・パパ】 MOON

MOONです。

まずピアノの先生は「、受験中でも、レッスンに来た生徒さんがたくさんいますよ」と。(そうだろうな~。優秀な先輩方がたくさんいらしたので、でも我が家はちが~~~~う!!)

おうちで練習しなくてもいいから、レッスンだけ週1で来たらどうか、とず~~~~っとお勧めくださっていました。

なので、辞め辛く、レッスンの日は、学校の校門で車で待機、ピアノに連れていき、迎えの車でおにぎりを食べさせ、塾への電車へ、という
大変なことになっていました。

が、正直、だんだんその時間ももったいなくなり、(ごめんなさい、先生)
しかも、おうちで練習しないで、先生のお宅で弾くだけというのも、果たしてどうなのか?と思ってしまい、

二人ともそれぞれ、5年生の発表会で辞めました。

バレエは二人同時に辞めたのですが、
先生はお若くて受験に対して物わかりが超良くて(苦笑)、

生徒さん皆さんの前で、「頑張って!また踊りたくなったら
戻ってきてね」とご挨拶をさせていただけたという温かい雰囲気でした。

お習字の先生も
「また書きたくなった時に再開しても全然遅くないんですよ。
受験頑張ってくださいね」と言っていただき円満に。

ところが、ジャズの先生は小さいころから、本当にご熱心に指導して下さったのもあり、

.....もめました。

まぁ、色々嫌な思いもしたのですが、
どうにかして続けさせたくて伺ったレッスン場での、最後の最後の

「以前生徒で、受験するからと言って辞めて私立に進んだ生徒がいるけど、風のうわさで途中で辞めてしまったと聞くわ。
中学受験がいいのかどうかしらね」という嫌味とともに、

「せっかく一生懸命面倒見ても、辞めちゃうとね」

と言う言葉を聞いて、もうだめだわ、と決心がつきまして、
スパッと(ともいかなかったのですが)辞めました。

受験のストレスよね、食べすぎでしょ、これじゃあ踊れないわね、とか、

舞台の小物が何かの理由で壊れた時、
だれのせい、でもなかったので、当時暇だった私が修理に出したら、
「MOONママが直してきたってことは、MOON長女が壊したわけね」と仰ったり、当時はもうめちゃくちゃでしたよ。

先生はたしかに、ご熱心で、決して本心で意地悪で仰っていたわけではなかったと信じたいですが、

長女はストレスで髪の毛が抜けました。

脱毛は受験による寝不足もありましたが、まだ11,2歳の子どもでしたから、大好きな先生の

《さびしさ?とむなしさ》、そして
《面倒を見たのに辞めると勝手なことを言う親子への怒り》、
からくる【言葉の裏】、【言葉の行間】なんて読めませんよね。

我が家はダンサーにするつもりもなかったですし、
中学でダンスをやりたい、というのが娘たちの希望でしたから
長女もあっさり辞めたい、と申しました。

結局下の子はまだ受験に入ってませんでしたが、
いずれ同じことになると思い、次女を泣かせて二人とも
辞めさせました。

ふたりとも幼児期からお世話になっていたレッスン場ですが
ご挨拶の場はいただけませんでした。

それが、親の気持ち的には一番悲しかったですよ。

次女には当時辛い思いをさせましたが、
最近になって、色々事情が理解できるようになったようです。

習い事は始めるのは簡単。
でも辞めるとか中止するのは本当に勇気がいりました。

なので、常日頃、ぼのさんには
いろいろ継続してらっしゃることを本当に尊敬するし、

先生もご立派、ぼのさんの努力と、お子様の一生懸命さには
大げさでなく、本心から敬意を表するし、

ご熱心だけど、愛情の表現の仕方が適切な先生に出会った幸運をうらやましく思うことからのコメントを申し上げている次第です。

 
2009年11月04日 20:48 【先輩ママ・パパ】 ぼの

MOONさん こんばんは

辛い思い出をぶり返させてしまってごめんなさい。
うちの先生も紙一重です。
今でこそ、歳を重ねられて(60歳前です)丸くなられましたが、
独身で、バイオリン一筋で来られた方です。
何を置いてもバイオリン先に在りきなので、他におけいこごと
してるなんていうのも内緒だったし、学校さえも二の次という
感覚をお持ちでした。
やめていく人にはむちゃくちゃ攻撃的で、その場にはとても同席
できませんでした。
たいてい両親でみえて、お父様が挨拶されてはじめて形式的に了解されるという感じでした。
やめてから遊びに来る子はいませんし、たいてい喧嘩別れのようなものです。
やめる子は先生を見限って(とても嫌な言い方ですが)出ていくのですから。
その後、コンクールで優勝しても、師事した先生として名前は載らないわけで・・・
優勝してもおそらくわかっていて知らん振りでした。

次女はバレエとバイオリンをほぼ同時期に始めたのですが、もちろん、バレエを習ってるなんて先生には内緒で・・・
何を言われるかわからないというか・・・
ここ数年、生徒が激減して(不況だけではなく、先生のやり方そのものに)先生もちょっと折れられたようです。
バレエも実はやってますと話すと、「バイオリンを持つときに姿勢が良くなりますね」とおっしゃいました。

MOONさんのおっしゃるように芸事(おけいこごとの枠よりもうちょっと大きいくくり)は本当に大変です。
そして、狭い世界です(別の先生に師事するのも実はつながりが
あったりで、躊躇することがあります)
やめることは本当に勇気が要るというのも実感です。
結局、勇気がないままここまで来てしまったというのが事実かもしれません。

 
2009年11月05日 18:30 【先輩ママ・パパ】 MOON

すごくよく状況がわかります。
どの「芸事」も独特な世界で、その世界の【常識】で成り立っているのも分かるのですよ。

各先生方のお気持ちもよく理解できる。
受験さえなかったら、続けたかったお稽古ばかりですよ。

我が家は中途半端にしてしまった後悔がありますから。

そうですね、こういう世界は狭いんですよね。
それもよくわかります。

どのお稽古場も仰る通り、不況で生徒数が激減のようです。
発表会の出来ない方もいらっしゃると聞きます。

厳しさ、独特の世界が消えてしまうのはどうかと思います。
ストイックな状況から生まれる芸術もあり、ですから。

やっぱりそういう先生についていらっしゃること、
辞める機会がないままとはいえ、継続は力ではなく、美だと
私は思います。

 
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