合格へのアドヴァイスと副題がつけられた塾のセミナーに参加した。
漠然としたものではなく今日から88日後に迫った本番に向けての
具体的な対策を指南してくれるものだ。
まずは今一度私学に進む意味を親子で考えてみるようにと言われた。
この確認作業がなぜこの時期に必要かと思われるだろうが実は一番大切なことだと。
この夏の政権交代で日本は高校までは無料で学校へ通えるようになった。
あえて、この時代に高い代価を払って子どもに中学受験をさせ私学に通わせるのか?
何のための中学受験なのか?
例えば早い段階での職業選択を考えていくということ。
人生をデザインする力を養う6年間であるということ。
そのための中学受験と考えてみるとどうか。
自分の中で、まとめきれない中学受験への想いを少し代弁して
もらえたような意見が多々あって素直に頷ける時間だった。
二部に分かれていて、あとの時間はクラス懇談となった。
より具体的なアドヴァイスをということである。
次女は言わずと知れた一番下のクラス。
まずは11月1日に受ける志望校模試に照準をあて、全力でバックアップし、ここでまず保険を取ると言われた。
下位クラスはチャレンジから押さえまでの偏差値の幅が狭い。
万が一ということもある。
言ってしまえば、最悪を想定した場合の塾から学校へのアプローチのためだ。
このあたり、大手塾の力はとても心強く大きいものと思われる。
もう一点、塾はこれから一週間全日空けて勉強する場を提供するが、このクラスの子どもたちの精神成熟度を考えると週に一度は必ず息抜きをさせてあげて欲しいと言われた。
(うちの場合は週に一度のバレエかな?)
担任の先生は頭を丸めておられ、最初、顔を見てギョッとなった。
阪神がクライマックスシリーズに出れなかったから?と思われたが・・・
実は毎年この時期になると決意表明をされるそうだ。
坊主になって、君たちと最後まで頑張りぬくよ!ということらしい。
しかし、顔を見るとど真ん中に絆創膏、目のふちが青黒くなっている。
「先生、どうしたんですか?」と尋ねると
「熱が出てフラフラ状態で自転車に乗っていてこけたんですよ~
昨日は休ませてもらいました・・・」とのこと。
(今ここで先生に倒れられてはホント大変!!)
「先生どうかお大事になさって下さい!」と心をこめて申し上げた。
あと3ヶ月はドラマで言う1クール。
先生はこの秋スタートのどのドラマよりも一番感動的なドラマを
一緒にみましょう!と言われて締めくくられた。
さて、我が家のドラマはハッピーエンドとなるだろうか?
カテゴリ名: 中学受験は2回目ママ