昨日新聞のテレビ欄を見て気になってみた番組。
その番組ではある一冊の本を紹介していました。
一冊の小説と
私立中高一貫校で行われた国語の授業。
中学国語の授業は3年間じっくりと時間をかけた取り組みでした。
授業の中で主人公と同じ体験をしてみる。
脱線しながらも興味をかきたてるような授業です。
この授業で生徒さん達は
「一つの事を掘り下げていく」
「わかったという時のよろこび」
「授業で得た博学知識が自分の自信となった」
など様々な事を学んでいったそうです。
取り上げられたのは、中勘助著「銀の匙」。
小学生〜高校生に成長する少し病弱な主人公の目線で
目で見たもの、耳で聴いたもの、心で感じたものを描いています。
この国語の授業に関して学校側は一切口出しをしなかったという事。
びっくりしました。
この素晴らしい授業に私学在り!
かつて大好だった会社の先輩が「私の大切な一冊」と
「銀の匙」を紹介してくれました。
すっかり忘れてしまっていたけれど
取り出して久しぶりに眺めました。
私の好きな言葉「ほっこり」が文中に出ていました。
子供達にもこの本の事、話してみようと思います。
カテゴリ名: 卒母のつぶやき