受験が終了してバイオリン教室に復帰したのだが、休んでいたほんの半年の間にまた何人かの方がやめられてそれでなくても生徒数が激減しているのに人数はなんと一桁になっていた。
この日記にも何度か紹介したが私たちの教室スズキメソードは子どもにお稽古を始めさせたいと考える保護者が集まって、そこに先生をお呼びして始めたのが元々のスタイル。
なので先生は常にお客様。
教室の設営からお月謝を集めたり発表会や全ての行事を取り仕切り、レッスンの順番や調整、果ては先生のお食事やお茶まで用意する。当然ながら教室までの交通手段や費用も段取りする。
こういうことが、今の時代に全く合わないであろうことは容易に理解していただけるだろう。
何か一つ、子どもに楽器でも習わせたいけど~と思うとき、そんな面倒くさいことしなきゃいけないのならどこかのカルチャースクールの方がよっぽどマシ!となるのももっともな話だ。ましてや働くママも増え昨今の不況を考えるとお月謝以外に何だかよく分からない支部費(教室費用諸々の経費)を支払うのはもったいないと思うことだろう。
その上、母親は何やかやと先生や古くからおられる教室の方達に気をつかいながら働かないといけない。
受験を終えて教室に戻ることを決めた時、先生はとても喜んで下さった。
「ところで、早々に申し訳ないですが支部長が任期半ばで退会されたのでしばらくの間お役目お願いできませんか。」と。
うわぁ…来たか…
戻ったことを喜んで下さったのはもしかしたらこれ?
もちろん次女がバイオリンを再開したことも純粋に喜んで下さってはいるのだが。
否応なしに引き受けたその夜、現在会計をされている方からお電話をいただいた。
ご相談がありますと。
結局、相談ではなく 人数が少なくなって会計もお手上げ状態だということ。ご自身も仕事を再開されてとても忙しいということ。そしてお子さんもいよいよ中学受験が迫ってきたので勉強に専念させたいということ。
つまりやめたいのだけど誰かに役を引き継がないとやめるにやめられないということだった。
支部長も引き受けた以上、お断りするわけにもいかず、
それじゃあ、あとは任せて下さい。としか言えなかった。
また、自分で自分の首を絞めてしまった・・・
私ももうそろそろ本音を言うなら逃れたいと思ってる。
この前調べたら何と入会して今年で13年だった。
よくもまあ・・・
でも、いいことだっていっぱいあるのだ。
昔ながらの人と人をつなぐこの組織。
子ども以上に親は親としての勉強をさせてもらえる場面がいっぱいある。
でも確かに言えることは時代を経て「保護者」も変わりつつある。
その価値観も・・・
カテゴリ名: 中学受験2回終了ママ