

お子さんは塾には喜んで通っているということですが、友だちに会える、友だちとおしゃべりできるということで、授業がわからなくても塾が好きというケースはよくあります。
理解できていないのは、お子さんの学習姿勢がよくないのか、先生の教え方に問題があるのか、ご質問からだけではわかりませんが、いずれにしても塾に通っていながら学習内容が理解できていないのでは、お金の浪費です。中学受験させたいというのであれば、時間の面でももったいない話です。
まず現在通っている塾が、中学受験のノウハウをもっているのか、至急確認することが必要です。テキストは何を使っているのか、「予習シリーズ」など中学受験において定評のある教材を使用しているか。講師がこれまでに受験生を指導したことがあるのか、どのような学校に合格実績があるのか、などを聞いてみることです。新聞にチラシ広告などを出していて、そこに「中学受験」とうたっていなければ、補習塾とみたほうがいいでしょうし、教室を訪れれば、受験塾なら私立中学のポスターなどが張ってあるものです。受験情報をご家庭に提供していない、進学相談もないのであれば、中学受験指導をするつもりがないと判断していいでしょう。
私立中学の中には、小学校で習う範囲からしか出題しないという学校もありますが、ある程度のレベル以上の学校を目指すというのであれば、中学受験専門の塾に替わったほうがいいでしょう。新しい塾でも子どもはすぐに慣れるものです。
中学受験塾でも比較的拘束時間が短い塾があります。幾つか訪ね歩き、ピアノと両立できるスケジュールの塾を探すことをお勧めします。
もちろん転塾に当たっては、お子さんに受験への自覚を持ってもらうことも欠かせません。
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