東京ならばまだ受験のチャンスは残っています。都内にも公立中高一貫校が次々と開校し、その発表が9日になってからは、そこで大勢の不合格者が出るために、10日以降に入試を構える学校が一段と多くなっています。ですから、受験機会はまだあります。
それなのにやめさせることは、お子さんの気持ちの中で納得のいかない部分が残り、それが後々引きずります。お母さんの、これ以上辛いめに遭わせたくないというお気持ちもわかりますが、いちばん肝心なことは、受験は本人の問題だということです。ここで本人が判断するのではなく親が結論を出してしまうと、本人が大人となる時期を大きく遅らせることに繋がります。
本人が受け続けるというのですから、本人の納得が行くまで受けさせてあげてください。
不合格の通知が重なると、その打撃からお母さんは精神的にも肉体的にも疲れきっていることと思います。が、ここはお子さんのためにも今一度気力をふり絞りましょう。
後半戦の場合は、試験当日の朝でも受け付ける学校が多いですから、受験料と写真を持参すれば受験できます。手元の募集要項には掲載されていなくても、「追加募集」をする学校がたくさんあります。追加募集の発表は、東京私立中学高校協会のHP、首都圏模試センター・日能研・四谷大塚などテスト会社のHPに掲載されるので、どこが募集するかそれらで確認することができます。
ただしここまできたら高望みは絶対しないことです。お子さんに合格の喜びを味あわせるためにも、子どもに自信を失わせないためにも、やさしいところを選び、是非一つは合格をつかんでください。
そのためにも親があきらめないことです。
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