受験予定校の出願書類を入手したら、まず、出願書類を入念に読み、学校ごとに出願に必要なものを書き出しましょう。
調査書・通知表のコピーが必要か、受験料は幾らか、振り込む銀行・支店はどこか、出願は窓口か郵送か、といったことを学校ごとに書き出します。この作業と同時に、月日ごとにも、いつ何をしなければならないか書き出し、毎日、朝起きると必ずこれに目を通すクセをつけます。
そうすれば締め切りを過ぎてしまった、などという失敗をしなくてすみます。
願書の記入はとても神経を使うもの。間違えてはいけないと思えば思うほど、書き損じをしがち。必ず事前にコピーをとり、コピーに下書きをしてから清書しましょう。
住所・氏名など決まりきったことは問題ないのですが(それでも、ふりがなはひらがなかカタカナか)、生年月日は元号か西暦かなど、確かめながらやらないと指示と違ってしまうことがよくあります。なお、続柄はご自分からではなく受験生本人からみてのものを記入するのが普通です(「父」「母」「弟」「祖母」となり、「長男」「次女」とはなりませんので注意してください)。
志望理由など文章で書く欄があるときは、内容をどうするか相談し、どのくらいの大きさで書くと納まりがいいか、下書きの段階で見当をつけます。よく志望理由に学校案内の文言をそのまま写す人がいますが、これでは熱意が感じられません。説明会などで感じたことを率直に書けばいいのです。また文章は必ず別の目で確認。主述関係は大丈夫か、誤字・脱字がないか、チェックします。
入試回や受験科目(2科4科の選択の場合など)の記入漏れ、印鑑の押し忘れなども多いので注意してください。筆記用具は、本当は黒の万年筆がベストなのですが、書き慣れていない場合はボールペンでも構いません。
これまでさんざん学校説明会で訪れているかもしれませんが、出願してはじめて正式に学校との関係が生まれるわけです。その最初の挨拶である願書は、心を込めて書きたいものです。
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