(ⅰ)
まず、割る数は余りよりも必ず大きいことに注意しましょう。
例えば、23÷7=3余り2、32÷7=4余り4、となるときに、割る数である7は必ず余りである2や4よりも大きいですよね。
よって、イは(ウ+1)以上の整数であることがわかります。
また、与えられた式を、ア=イ×3+ウ……(☆)
と変形して、イを1増やすと、
ア=(イ+1)×3+(ウ-3)
となるので、ウは3減ります。
イとウは1通りに決まらなければならないので、ア=(イ+1)×3+(ウー3)は成り立ってはいけません。
なので、ウは2以下であることがわかります。
また、(☆)で、イを1減らすと、
ア=(イー1)×3+(ウ+3)となります。
イとウが1通りに決まるためには、このア=(イー1)×3+(ウ+3)も成り立ってはいけません。
割る数が余り以下であれば、割り算の式は成り立たないので、(イー1)が(ウ+3)以下、つまりイが(ウ+4)以下であることが分かります。
イが(ウ+1)以上の整数であることも考えると、イは(ウ+1)以上で(ウ+4)以下であることが分かります。
以上と「ウは0以上である」こととをまとめると、
ウは、0以上2以下の3通り……(★)
イは、(ウ+1)以上(ウ+4)以下の4通り……(※)
となります。
<1>(※)から、答えは、4通りです。
<2>(★)の3通りのそれぞれに対して、(※)の4通りあるので、答えは、3×4=12(通り)
(ii)
与えられた式を、ア=イ×4+ウと変形して、(i)と同じように、イを1増やしたり、1減らしたりすることで、
ウは、0以上3以下の4通り
イは、(ウ+1)以上(ウ+5)以下の5通りとわかります。よって答えは、
4×5=20(通り)
(iii)
与えられた式を、ア=イ×13+ウと変形して、(i)と同じように、イを1増やしたり、1減らしたりすることで、
ウは、0以上12以下の13通り
イは、(ウ+1)以上(ウ+14)以下の14通りとわかります。よって答えは、
13×14=182(通り)