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いっしゅん、30個かと思うかもしれませんが、違います。
例えば、どの種類も4個ずつあると32個になりますが、10個以上の玉があるのは1種類もありませんよね。
では、どのように考えれば良いでしょうか?
10個ずつ3種類あるとき、30個で3種類の玉がそれぞれ10個以上ありますが、それは最も運が良いときです。
もっとも運が悪いときについて考えれば良いのです。
それでは、1個ずつ取り出していって、3種類の玉が10個以上になるのが最も遅い場合の1例について考えましょう。
まず、10個連続で同じ種類の玉が出てきました。
オオ!!ラッキーと思いましたが、悲劇はおこります。
いくら取り出しても、ずっと同じ種類の玉が出てきます。
けっきょく、1種類の玉が50個全部出てきました。
そして、次もラッキーなことに2種類目の玉が10個連続で出てきました。
しかし、悲劇はくり返します。
2種類目の玉も50個全部出てきました。つまり、ここで全部で100個の玉が出てます。
そして、それからは不運の連続です。
3種類目の玉が9個、4種類目の玉も9個、5種類目の玉も9個、6種類目の玉も9個、7種類目の玉が9個、8種類目の玉も9個出てきました。
この状態を自分で図に書いてみましょう。
そうです。あと1個増えれば、必ず3種類の玉が10個以上ずつになります。
よって、答えは、50+50+9+9+9+9+9+9+1=155個となります。
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