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5月11日/ハイレベル問題
【ギブアップ用解説】

(1)
最初に出会ってから2回目に出会うまでの時間は、157.2−78=79.2(秒) です。
この間に、太郎君はD、Eで計2回、次郎君はC、B、A、Fで計4回の休けいしているので、答えは、
太郎君…79.2-3×2=73.2(秒)
次郎君…79.2-2×4=71.2(秒)

(2)
太郎君と次郎君が走り始めてから最初に出会うまでに、太郎君はB、Cで計2回、次郎君はF、E、Dで計3回の休けいしているので、最初に出会うまでに2人が走った時間は、
太郎君・・・78−3×2=72(秒)
次郎君・・・78−2×3=72(秒)
また、「2人が走り始めてから、最初に出会うまでに、2人が走った距離の合計」も、「最初に出会ってから2回目に出会うまでに2人が走った距離の合計」も、どちらともジョギングコースの1周分の距離です。
したがって、このことと(1)より、太郎君が72秒、次郎君も72秒走ったときの距離の合計と、太郎君が73.2秒、次郎君が71.2秒走ったときのときの距離の合計は等しくなります。
つまり、太郎君が73.2-72=1.2(秒間)に走った距離と、
次郎君が72-71.2=0.8(秒間)に走った距離が等しいことがわかります。
よって、求める速さの比は、時間の比の逆比で、
0.8:1.2=2:3

(3)
ジョギングコースの1つの辺を走るのにかかる時間の比は、速さの比の逆比で、3:2です。
そこで、太郎君が1つの辺を走るのにかかる時間を<3>とすると、次郎君が1つの辺を走るのにかかる時間は<2>となり、太郎君がCから再び走りはじめる時刻、次郎君がDから再び走り初める時刻はそれぞれ、スタートしてから、
<3>×2+3×2=<6>+6(秒後)
<2>×3+2×3=<6>+6(秒後)
で、同じ時刻です。
よって、太郎君がCG間を走る時間と、次郎君がDG間を走る時間が等しいことがわかるので、
CG:GD=2:3です。これから1つの辺の長さが
24×( 2+3
1px_999.gif
2
)=60(m)
とわかるので、答えは、60×6=360(m)


学習のポイント
今回のポイントは、2人が休けいした時間を計算して、2人の速度の比を出すことです。
このことさえしっかりしていれば、解説とは違うやり方でも、答えを出すことは出来ます。
まとめると、気を付けるべきことは、速度と時間です。
速度の比が分かれば、その逆比が時間の比ですし、
時間の比が分かれば、その逆比が速度の比です。
なので、速度が分からなくなれば時間について、時間が分からなくなれば速度について考えましょう。

また、この問題は入試でも出されるレベルの問題ですので、余力のある人はしっかりと解けるようにして下さいね!

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