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4月11日/プレ問題
【ギブアップ用解説】
円の直径が◇cmとなるので、内側の正方形の対角線の長さも◇cmとなります。
正方形の面積は、対角線×対角線÷2で求められるので、内側の正方形の面積は、
=◇cm
2
となります。
答え、◇cm
2
まず、今回のポイントは、内側の正方形の対角線の長さを求めること、そして、正方形の面積=対角線×対角線÷2であることを利用することの2つです。
さて、今回の問題はスラスラ解けたでしょうか?
実は、この問題は図形の問題では代表的な問題で、ほとんどの塾や問題集でも出される問題です。
でも、だからと言って、みんながこの問題をスラスラ解けるか言えば、そうではありません。
解けなかった人や、解けたけど時間がかかった人もけっこう居るのではないでしょうか。
では、そのような人に質問です。(そうじゃない人も読んでください。)
このような、代表的な基本問題が解けないのに、むずかしい問題が解けるでしょうか?。
どうでしょうか?
九九のかけ算が出来ない人が、2ケタ×2ケタのかけ算が出来ないように、基本問題が解けなければ、むずかしい問題は解けません。
なぜなら、基本問題での解き方が定着していないと、むずかしい問題は解くことが出来ないからです。
それなのに、算数を得意にしようとして、むずかしい問題ばかりをやたら解こうとしたりしたことはないでしょうか? 九九が出来ない人が、2ケタ×2ケタのかけ算を練習しても、時間をムダにしてしまうのと同じ様に、基本問題が定着していないのに、むずかしい問題ばかりを解いてばかりいるのは、かえって遠回りです。
昔、僕の中学・高校時代の友達で数学はむずかしい問題しか解こうとしない人がいました。
それに対して、僕は、他の誰よりも基本問題を定着させることを大事にしました。
2人とも、大学受験は東京大学をめざしていました。
結果は、友達は東京大学はおろか、他の大学も落ちて、いわゆる三流大学に行きました。
僕は、少しじまんになってしまいますが、模試でも入試でも数学は1位で無事に東京大学に受かりました。
1位になれとは言いませんが、みなさんは僕の友達のような失敗はしないように、まずは基本問題がしっかりと解けるように、基本問題を大事にしましょう。
まだ、4月になったばかりですので、今は基本的な問題でも解けなくて当然です。なにも心配することはありません。
勉強はまだまだこれからですよ!!これからがんばれば良いのです!!!
【穴埋め解答】
円の直径が8cmとなるので、内側の正方形の対角線の長さも8cmとなります。
正方形の面積は、対角線×対角線÷2で求められるので、内側の正方形の面積は、
8×8÷2=32cm
2
となります。
答え、32cm
2
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