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(ア)
状況を整理することが大事ですよ。
まず始めは、Aは3倍、Bは何倍か分からない、Cは10倍の濃縮ジュースです。
そして、Aからxg取り出して、Bに混ぜたあとも、Aは3倍、Bは何倍か分からない、Cは10倍の濃縮ジュースです。
さらに、Bからxg取り出して、Cに混ぜたあとは、Aは3倍、Bは何倍か分からない、Cも何倍か分からない濃縮ジュースです。
最後に、Cからxg取り出して、Aに混ぜたあとは、Aは5倍、Bは何倍か分からない、Cは9倍の濃縮ジュースになりました。
さて、ここで、最後の動作では、Cには他からジュースを入れて混ぜていないので、その前の段階でも、Cは9倍の濃縮ジュースであったと分かります。
つまり、9倍のCxgと、3倍のA(60-x)gとを混ぜると、5倍のAが60gできたことになります。
ここで、それぞれの濃縮ジュースを果汁100%のオレンジジュースにするために必要な水の量は、
9倍のCxgは、8×x(g)
3倍のA(60-x)gは、
2×(60-x)=120-2×x(g)
5倍のA60gは、240gです。
よって、8×x+120-2×x=240とわかるので、x=(240-120)÷(8-2)=20(g)
(イ)
(1)より、xが20なので、それぞれの動作で移したジュースの量は20gであると分かります。
つまり、Aと混ぜたあとのB20gと、10倍のC60gを混ぜると、9倍のCが80gできたわけです。
10倍の60g、9倍の80gを果汁100%にするために必要な水の量はそれぞれ、60×9=540(g)、
80×8=640(g)ですから、Aと混ぜたあとのB20gを果汁100%にするために必要な水の量は、
640-540=100(g)
です。よって、Aと混ぜたあとのBは、
(20+100)÷20=6(倍)です。
すると、3倍のA20gと何倍かわからないB60gとを混ぜると、6倍のBが80gできたことになります。
3倍のA20g、6倍のB80gを果汁100%にするために必要な水の量はそれぞれ、20×2=40g、80×5=400gですから、何倍かわからないB60gを果汁100%にするために必要な水の量が、
80×5-20×2=360(g)
となるので、答えは、(60+360)÷60=7(倍)
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