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2月1日/ハイレベル問題
【ギブアップ用解説】
(1)
まずは、問題文にしたがって○、△、×を書いていけば良いです。
すると、答えは図のようになります。

chart1.gif

(2)
9本から3本を選ぶ選び方は、ヒントを利用して、 9×8×7
1px_999.gif
3×2×1
=84(通り)
選んだ3本を3辺とする三角形が作れるのは、a+bがcより大きいとき、つまり、○のときです。
ここで、c=8のとき、△は3つありますが、○と×はそれぞれ9つずつあり、○と×の数は同じです。
また、c=3のときは○も×もなく△が1つあります。

chart2.gif

c=4のとき、○も△も×も1つずつあります。

chart3.gif

c=5のとき、△は2つありますが、○と×はそれぞれ2つずつあり、○と△は同数あります。

chart4.gif

このように、他の表を作ってみても、cがどの値をとっても、○と×が同じ数ずつあることがわかります。
ちなみに、c=1、c=2のときは、aとbを選ぶことが出来ないので、表を作ることが出来ません。
では、残った表を作成してみましょう。
c=6のとき、△が2つあり、○と×が同数あることが分かりますね。
c=7のとき、△が3つあり、○と×が同数あることが分かりますね。
c=9のとき、△が4つあり、○と×が同数あることが分かりますね。
よって、△となるのは、c=8のときも含めて、全部で、1+1+2+2+3+3+4=16(通り)となります。

よって、棒の選び方は84通りあるので、○と×を合わせた数は、84-16=68(通り)となります。 ○ の数はそれの半分なので、68÷2=34(通り)

よって、答えは34(通り)です。

学習のポイント
今回のポイントは、図や表を書いてみて、なにか規則がないのかと考えてみることです。 (2)の問題の場合、全ての○の個数を数えても大丈夫ですが、解答のように工夫した方が早く答えが出せます。
そのためには、表を2つ3つ書いてみて、○と×の数が同じではないのかと予想して、たしかめてみることです。
ときには予想が外れることもありますが、答えを予想してたしかめる練習を繰り返していると自然と算数の力が身についてきますよ!
これからも、ぜひやってみたください。

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