ZがX君の車を追い越してからは、交差点に来るたびに2台の車は止まり、その交差点を同時に出発することになります。このとき、Zは交差点から次の交差点までの1区間に、
1÷80×60×60+30-9=45+30-9=66(秒)
かかるので、X君の車は、1区間につき(1)のときよりも、66-1÷60×60×60=6(秒)多くかかることになります。
交差点以外で追い越されたので、6秒の遅れをくり返すのは、多くても8区間です。
●8区間くり返したとき、追い越された地点から、次の交差点までで、12秒遅れたことになります。
このときの様子を、Zが交差点から時速80kmで走ったものとしてダイヤグラムに表すと、下図のようになります。
網目の三角形どうしが相似で、相似比が6:9=2:3であることから、AC間の距離は、
とわかります。8区間のくり返しがあることから、Bから駅までの距離は9kmです。
よって、家からCまでの距離は、
15-(9+1)+0.4=5.4(km)
●7区間くり返したとき、追い越された地点から、次の交差点までで、18秒遅れたことになります。
上と同じようにダイヤグラムを書くと下図のようになるので、追い越された地点Dは、センサーがある地点だとわかります。
これは、家から
15-(7+1+1)+0.8=6.8(km)の地点です。
くり返しが6区間以下のときは、追い越された地点から次の交差点までで24秒以上遅れたことになりますが、このようなことはありません。