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11月12日/ハイレベル問題
【ギブアップ用解説】
(1) この様な問題で分からなくなったときは、まず、問題文の条件を図にしてみることが大切です。 問題文の条件をダイヤグラムに表すと下の図のようになります。

chart4.gif
始めの45分間でAの水面はBの水面より8cm高くなっているので、72分後から162分後までの90分間ではAの水面の上昇幅はBの水面の上昇幅よりも16cm高くなります。
つまり、ア+12=16
ア=16−12=4(cm)と分かります。
また、45分後から72分後までの間に注目すると、この27分間で、Bの水面は8+ア=12(cm)上がっていることが分かります。
つまり、27分間でBの水面は12cm高くなることがわかります。
162分後に注目すると、Bの水面があと12cm高くなればBが満水になるので、あと27分経てばBが満水になると分かります。
よって求める時間は、162+27=189(分後)

(2)
(1)より、Bの水面は27分間で12cm上がることが分かっているので、
Bの水面は毎分12÷27= 4
1px_999.gif
9
(cm)上がります。
つまり、45分間では、Bの水面は 4
1px_999.gif
9
×45=20cm上がります。
45分間ではAの水面はBの水面より8cm高く上がるので、45分間でAの水面は20+8=28(cm)上がることが分かります。
よって、Aの水面は毎分28÷45= 28
1px_999.gif
45
(cm)上がることが分かります。
また、Aに水を入れた時間は全部で162−27=135分間なので、
Aの水そうの高さは、 28
1px_999.gif
45
×135=84(cm)であると分かります。
Aの水そうには、135分間水を入れたので、Aの水そうの容積は135×1890=255150(㎤)となります。 容積=底面積×高さなので、
求める底面積=55150÷84=3037.5(㎠)

学習のポイント
この問題のポイントはダイヤグラムを作成して、A,Bの水面の高さの上がる速度を比べることが重要です。 この問題の様に、しばらくの間、動きがとまるものが含まれている問題の場合、ダイヤグラムを書くことがポイントになることが多々あります。
ダイヤグラムを書けば、あとは相似などを利用してダイヤグラムの図を整理していけば問題は解けます。
この問題でつまづいた人は、ダイヤグラムの問題と、相似を利用した図の問題を復習しましょう。

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