今日は広島の64回目の平和祈念日。
朝の番組で、原爆ドーム周辺の景色をCGを使って復元するプロジェクトの話をしていた。
原爆ドームは、実はあのドーム部分を真ん中にした、左右対称の美しい建物だったことがわかった。ちょうどアメリカの議事堂のような感じである。
広島の原爆の話は、8時15分というその時間からか、多くは「家から出て学校に勤労奉仕に行く途中」だったり、すでに工場などに出かけていた話が多かったが、実は家々で普通に暮らしていた人も多かったのだろうと思う。
CGで復元された町並みは、今と違って原爆ドーム周辺は高層ビルなどもなく、見晴らしが良さそうだった。周りは、駄菓子屋さんだったり旅館だったり、のどかな地方都市の普通の町並み。
それらの平和な暮らしは一瞬にして壊された。
取材に応じていた被爆者の方が、以前ニューヨークタイムスの記者の取材を受けたときに、『「爆心地が公園で、被害が少なくて良かったですね。」と言われた、ニューヨークタイムスの記者でもその程度の認識なのか』と衝撃を受けた話をされていた。
今年新たに加わった方も含めて、1発の原子爆弾でなくなった方は26万人を超えた。満員の東京ドームのほぼ5倍。
一年のうち、せめて8月くらいは、平和について子どもとも考えたい。
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