近所の巨大スーパーの高知フェアに行ってきた。要するにご当地の物産展なわけだが、ちょっと珍しい物も買えそうだったので朝から出かけた。
高知の珍しい日本酒が出ていたのであれこれと見ていたら、ハッピをきたおじさんが近づいてきたので、「どれがいいですかねえ。」と聞いたら、その人は高知の有名な酒造メーカー「酔鯨」の社員さんだった。
せっかくだから何か聞かなくちゃ、と思ったのだが、「酔鯨というのは山内容堂が名乗ってた称号と関係あります?」とかいうこの前どっかで読んだばかりの(超付け焼刃な)変な話しか出来なくて、我ながら苦笑。
そうしたら「そうです。称号ではなくて雅号ですが。」と言われてしまった。
雅号は「鯨海酔候」というのだがその名の通り山内容堂はものすごいお酒のみだったらしい。高知の人って感じ?!
うちの夫は仲間内で行った高知旅行でお座敷遊びというのをしたことがあるのだが、その時に、ジャンケンみたいな三すくみのゲーム(NHK「龍馬伝」の中で、品川宿の怪しい飯盛女と、龍馬のつれが二階でやっていたあれである。「龍馬伝」のなかではジャンケンに負けると顔に墨をぬっていたが、旦那が遊んだ時には負けるとお酒を飲まされたらしい。)をやらされたそうで、この時の盃が、円錐のと天狗の顔の形のとひょっとこの顔の形で口のところに小さな穴が開いているのの三種類で、要するに形が「下に置けない(こぼれてしまうから)」のと「穴からお酒が漏れてしまう」ので要するに「さっさと飲み干さなければならない」というものだったらしい。
つがれたら飲まなくてはならないお酒王国高知らしい?恐ろしいゲームである。これは余談。
で、社員に捕まった以上は酔鯨を買うはめになったのだが、これが箱もラベルも坂本龍馬の写真入り。(例の銅像)いまが旬か。
「龍馬バージョンですね。」と言ったら「中身は酔鯨の特別純米酒と同じですけどね。」と言って笑っていた。
「うちの会社は龍馬の銅像のすぐ近くにありまして、この箱とラベルの写真はうちの社員が自転車こいで撮影に行った写真なんですよ。」と言っていた。(誰かカメラマンを派遣してあげて欲しい。)
開店と同時にいきなりお酒売り場に行ったのが私しかいなくて暇だったのか、「ぜひ見学に来てください。」と酒造メーカーの商品案内と酔鯨の説明書をくれた。来てくれと言われても高知だし。
お酒は他にも欲しいのがあったが、自分が鯨海酔候になりそうだったし、社員さんが面白かったので酔鯨1本で我慢した。
さて、春の早い高知らしく、菜の花が売られていたので辛子味噌であえようと購入。
さらに普段は近辺ではあまり売られていない、ずいきという蓮の茎もあったのでこれも購入。エビとホタテとずいきとエンドウ豆あたりで炒め物にすることにする。お酒にあうかな。
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