WILLナビ(ウィルナビ)─首都圏中学受験・塾・入試・学習情報サイト

WILLナビTOPへ

 

MOONさんの日記

2009年12月13日11:01

スイッチの切り換え方

人というのは「表」と「裏」があって、
それを、正直に見せる人と見せない人がいる。

「表」と「裏」は、内面的なことだけでなく、
緊張状態の「表」;ONとも言えるし、「裏」はその逆で
まったくの無緊張状態;OFFとも言えるのかな。

内面的なことで言えば、私はあんまり自分の「裏」の部分は人には見せない。

すごく葛藤があっても、くやくしくても、悲しくても
これは生まれ持った性格ではあるのだが、
「見せたくない」のではなく、人に気を遣わせるのがいやなので
これらを表面には出さない。

仕事場はともかく、親に対してもいまだにそう....。

でも、そんなの人間らしくなく、正直じゃないって感じだ。

『そうか?自分、無理してるか?』

っていうと、これがしていない。

じゃあ、私はどこでスイッチの切り替えをしているのかと言うと

≪自分の生活を充実させて、人生を楽しんでいる≫から大丈夫。

葛藤や、くやしさ、悲しさ諸々などを自然と消化させてしまう術が自分の中にあるのだ。

それが何かは、個人的なことなので、明記はしないけど、
ふと、受験時代の娘たちはどうだったのかな、と思った。


これが本題*^-^*

まっただ中の頃は、全然そんなことを思う余裕なんてなかったんだが、私のように段々子どもたちが自分の人生を歩み始めると、
ふと、こんな真面目くさったことも考えたりするようになるって感じ?(苦笑

小学生たちは一日が大人の感じる時間の流れよりも
たぶんゆっくりなのだとは思うけど、めまぐるしく過ぎゆく受験生活の中で、
スイッチの切り替えなんて意識してるはずもない。
そんな小学生がいたら、ちょっと怖いし(苦笑

自然体で、ありのまま、なのは確か。

で、この12月年末から1月の本番突入に向けて、
娘たちはどうしていたかしら、と思い出してみると、

わが娘たちは、うらやましいくらい、じぶんの感情に正直にあの時代あそこに居たなあ。

私のように、小賢しくいるのではなく、
全てを私にぶつけてきていたなあ。

「うれしい」
「かなしい」
「くやしい」
「たのしい」

私は親に出来なかった。
歳のうんと離れた妹たちがいて、なんだか考える間もなく
親離れしてしまっていた私は
自分の感情は「手のかからない長女」として出していなかった。

娘たちが私にこうやってぶつけてくれたってことは、
娘たちにも「裏」の部分も正直に見せて、
「はなしやすく」していたからかも。
(おっと、出ました、自画自賛。スミマセン)

子どもたちは、実に自由に
「表」「裏」;「ON」と「OFF」を切り替え、
のびのびやっている。

真面目に〆ると、親の「在り方」って、
ほんと大事だなあ。

言葉を添えれば、
決して、我が家は順風満帆だったわけもなく、
何度も塾のリュックをごみ箱に捨てたし、外にほおり投げたし、私もプチ家出してみたり、
それはそれは大変だった。

でも、どこかで、私が強烈に自分を出す性格ではなかったのが幸いした気もする。

そして、それは、「自分のOFFへの切りかえ方」をわかっていて、じぶんの時間を大事にもしていたってことにも、実は繋がっているわけだ。

わが家における自然の連鎖。

これからも。

カテゴリ名: 女子校ライフ

 

コメント

2009年12月14日 23:12 【先輩ママ・パパ】 ビアマグ

これってとても深い話だと思います。

 子どもを持った時から、二度と引き返せない橋をわたった私たち。
 子どもが10歳なら、親も10歳。迷いながら、悩みながら進んできた。

 中学受験突入がちょうどそのくらい。今思うとほんと「親初心者」みたいなうちに受験を決めているわけで。
 そして受験の時12歳。親として初めての経験をしている。


 ぶつかりながら、泣きながら、喧嘩しながらの受験時代。もちろんいいこともたくさんあったはずだけれど、思い出すのはバトルの日々ばかり。


 子どもは親の背中を見ている。
 余分なプレッシャーをかけていたこともあるだろうし、きっとそれに応えようとして子どもも辛い思いをしていたかもしれない。

 でも、ここまで来て、きっとMOONさんに子どもたちは感謝していると思う。
 塾の鞄を捨てるほどのバトル、泣きながらの毎日は無駄じゃない!

 お母さん、素敵です。気持ちの切り替えを親から学べることの素晴らしさを感じます。

 本当につらいことがあったら、お母さんが受け止めてくれる、この信頼感は何ものにも代え難いこと。
 
 そして、もうちょっとたったら、今度は子どもに受け止めてもらうこともあるだろうと思う。

 守られている幸せ、信じることの幸せ、それが宝物。

 
2009年12月16日 20:26 【先輩ママ・パパ】 ぼの

こんばんは ぼのです。
お二人のお話に参加させて下さい。

私は二人姉妹の長女です。
両親は長女の私をとても頼っていると感じて育ちました。
父は早くに田舎から出てきて、母は一人っ子で…ということもあるのかもしれません。
だから、私もあんまり親に甘えを見せられなかった。
ある日、頼られてると感じた時から親だけれども私が面倒みなくちゃと思ってしまって…今まできています。
MOONさんと同じように娘たちは自分の感情そのままで動くので
親甲斐(←自分で作りました~)あるなぁとしみじみ。
むちゃくちゃ腹が立つこともあるけど、私はこんな風に親に言えないし、向かえないと思うことで逆に子どもたちのことがとてもいとおしく思えて親であることの幸せを感じます。

姉妹は時に親に対して組んで意地悪な気持ちを持ったりします。
そんなときはいつも互いにケンカしてることを忘れてヘンな連帯感なんですが…反面教師やね~とか言って。
ほんと、ビアマグさんおっしゃるとおり子どもは親の背中を見ています。本当に。
結局、夫婦仲良く手を取り合って日々の生活を大切に生きていたら、子どもたちは自然にあとに続くのかなと思います。
とまあ言葉にするといとも簡単ですが、なかなかそう上手くはいきませんねぇ。
とにかく今日一日、何でもない毎日をていねいに過ごしたいといつも思っています。

 
2009年12月18日 22:35 【先輩ママ・パパ】 MOON

ビアマグさん

遅くなって済みません。
コメありがとうございます。

背中を見られても、恥ずかしい限りの親業しか出来ていない私ですが、そんな背中も含めて私のものです。

そこから色んなことを拾って、余計なものは排除しながら
子どもたちには大きくなってほしいと願っています。

中学受験をしているころは確かに子どもだった娘たちも、
あの経験って、やっぱり貴重だったかも。
多少なりとも、今の中高生活の基礎になっていると
傍から見ていても感じます。

 
2009年12月18日 22:39 【先輩ママ・パパ】 MOON

ぼのさん

毎日を丁寧に。

そうですよね~~~。
特にそう気にして生活しているわけではないんですが、
私たちくらいになると、1年でさえあっという間じゃないですか。
なんとなく暮らしてしまうのがもったいなくって。

「丁寧に」という発想がなかったのですが、
逆に
「雑に」生きてるなあという実感がとってもあるんです、私。

かといって、全然焦ったりしないのが
私のいいところであり、悪いところなんですけど。

だからこそ、スイッチの切り替えをしっかりしないと
いけない性質(タチ)なんですよね~~~。

 
コメント本文
写真1
写真2
写真3