「出稼げば大富豪」クロイワ ショウ著を読んで、その中の主人公である“兄貴”に会いたいと参加したバリ島ツアー。
ツアー終了後に、そのHPに寄せた私の感想を、今日は掲載したいと思います。
無謀な子連れツアーを快く受け入れてくださった兄貴・リュウさん・第2期生・関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
ホテルでの初対面の時、リュウさんは真っすぐに私達親子に歩み寄り、声をかけてくださいました。行きたい一心の母親に、強制的に連れてこられた不憫な子ども達を気遣ってくださったのですが、実は「行く!」と言い張ったのが子ども達だと知って、思いっきり面食らっていらしゃいました(笑)。
兄貴も、あのハスキーボイスで「セガレ~!」「お嬢ちゃん!」と可愛がってくださり、傍に座らせ、目線を合わせて、それはそれは丁寧に真剣に語りかけてくださいました。「おっちゃんみたいにおもろい、そんな先生、おるか?おらんやろ~(笑)」って。
そうです。
子ども達に、これほど真剣に、しかも面白く、人生や、お金や、生き様について、語ってくれる、そんな大人に会わせたくて、私は子ども達の「行きたい!」に便乗したのです。
帰国後、子ども達は、常にディスカッションしたがるようになりました。いつも何かについて親子で議論しているような状況です。これは完全に兄貴ツアーの影響です。だってバリでは、夜な夜な、寝ずに語り合っていたのですから(笑)。
しかも子ども達は「出稼げば大富豪」を読み返し始めました。ここが子どもの凄いところだと思います。読みながらバリ島でのことを反芻し、兄妹で、なにやら話しているのです。
生まれて初めての海外旅行に、兄貴のバリ島ツアーを選ぶだなんて!しかも次男はツアー最終日にお誕生日を迎え、皆さんに祝っていただくだなんて!なんともラッキーな子ども達。
私も日本を、鳥の目で見るかのように俯瞰できるようになりました。「どこでも、なんでもできるやん!」って、日本という島の上に立ってる自分、地球の上に立ってる自分を意識できるようになったのです。
今回のこの貴重な経験と、人との有難いつながりを大切にしながら、今の私にできることを丁寧に紡いでいこうと思っています。子ども達と話をしながら(笑)。
本当に、ありがとうございました。心より感謝を込めて。
以上です。
子ども達は、この経験の種を、どのように芽吹かせるのでしょう?
すぐに原因と結果がわかるようには、形にならないのは覚悟のうえで、それでも、なにがしか子ども達の原風景に影響を与えたようには思うのです。
こんな出会いの積み重ねで、人って、できているのかもしれないなぁ、なんて思うのです。
みこさんの日記
2009年08月12日01:11
社会勉強 ~「出稼げば大富豪」を読んで~その2