「出稼げば大富豪」を読んだ、私達親子3人。
母・末娘・次男。
まず、“兄貴”と呼ばれている、この破天荒な大富豪に異様なほどの興味を示したのは、末娘ユコ。
読後、本の巻末に記載されていたアドレスから、「出稼げば大富豪」HPを見ている私に気づいて、ユコも夜な夜な、HPをチェックし始めました。
そこに、なんと “兄貴に会おう!バリ島ツアー”なるイベント告知が出現!
「行きたい~!」と言い出したではありませんか?
子どもを連れて、バリ島?
そんなん、楽しめるわけないやん!
無視。
却下。
「それは、無理!」
と押し問答しているうちにHPには、さっさと“完売!”の二文字が。
怒りました~! ユコ。
「お母さんが、ぼやぼやしてるからやん!」
「ぼやぼや?
お母さん、最初っから、行く気ないもん!」
「イヤ!絶対、行く!
第2弾が出たら、絶対、行くからね!
いいね!」
「いいねって、あなた、子どもだけでは行けないんだし、ママは無理」
パスポートすら、まだ持ってない、初の海外旅行だという子ども達を、新婚旅行以来、海外には行ってない私が、女1人で、どうやって連れて行くの?
と心の中で思いつつ、
こんなに“行きたい!”“会いたい!”と思ってる原動力を、うっちゃっていいのだろうか?
と感じてる自分もいました。
そんな私の胸の内の葛藤など露知らず、ユコは“第2弾バリ島ツアー”なる文字を、決して見逃すまいと、毎晩HPをチェックするようになったのです。
ここまで興味をそそられるのは、この“兄貴”が、ひょっとしたら、あのベストセラー本「夢を叶えるゾウ」のガネーシャのモデルとなった日本人かもしれないという、私達親子3人の妄想が、多いに手伝っていたのです。
カテゴリ名: 子ども