いよいよ7月になりました。梅雨明けと夏のカラッとしたお日様が待ち遠しい時期です。1学期も残りわずかとなり、間もなく期末考査が始まります。本校の生徒達は本当によく勉強します。朝早くから登校してアカデメイア棟(昨年夏に完成した地上3階建ての図書館棟、200席以上の自習席があります。)で勉強をしていますし、放課後も残って各自が勉強に集中しています。生徒達の質問に追われながらも、そのひたむきさにいつも感心させられます。
ところで、夏休みに本校では、中3~高2希望者で毎年イギリスセミナーを実施しています。(春休みには「イスラム文化とアジア文化」という異文化を体験するドバイセミナー一を行っています。)イギリスセミナーは実践的英語学習が目的で、他国の生徒たちと小規模のグループで英語を学ぶという、まさに国際性と実践的な英語力を磨けるレベルの高いものとなっています。私もしばらく前に生徒を引率しましたが、スペイン人やフランス人、ウズベキスタン人、イタリア人と堂々と渡り合いながら本校生徒達も楽しんで授業を受けていました。
当然のことながら、そのための事前学習、準備を本校では行っています。英語力に関しては、英語は授業単位数も多いので心配しておりませんが、やはり度胸づけは大切です。スピーチの練習や、現地での研修で London、Stratford upon Avon なども訪問しますので、歴史的背景知識を入れるための事前学習などを行っています。毎年、2月頃から準備が少しずつ始まり、5月頃から本格的に始動します。出発まで1ヶ月を切り、参加する生徒達もきっと準備に忙しいことでしょう。
ところで、2つの海外セミナーの他に本校では、高校1、2年生を1月~3月に留学させる「ターム留学」の制度があります。オーストラリアの姉妹校であるBrigidine College(私立女子中等教育学校)の他に、作年度からアメリカ、ハワイの Sacred Hearts Academyとイギリスの Malvern St. James、そして Westonbirt School も加わり、世界の3つのエリア、4つの提携校への留学プログラムへと拡充されました。今後はオーストラリアの姉妹校、Brigidine Collegeだけでなく、この4校との国際交流プログラムが始まります。私も、昨年5月にロンドンで海外帰国生入試の説明会をした後に、イギリスの留学提携校2校を下見で回りましたが、両校とも伝統ある名門の私立女子校で、世界中からその素晴らしい教育環境を求めて留学生が集まってくる学校です。世界中から集まる留学生とともに過ごすイギリスでの3ケ月は、間違いなくその後の人生に大きな影響を与えるであろうと予想できました。世界の4つの留学先で彼女たちがどのような留学生活を送り、帰国後にどのようなことを話してくれるのか、生徒でなくとも本当に楽しみです。
大妻多摩では、グローバル化に対応すべく教育の国際化を進めておりますが、それはもちろん、しっかりとした日本文化への理解を進める学習プログラムの上に立つものです。本校の修学旅行が、中学は広島と岡山、高校が奈良と京都になっているのもこの理由からなのです。
大妻多摩中学校ホームページ:http://www.otsuma-tama.ed.jp
カテゴリ名: イギリスセミナー
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