先日のセ・リーグ新年会であまりにも飲みすぎたせいか、どういうわけか昔の恋バナがでた。
昔も昔25年前の話。
実はこの話が人にできるようになるのに何年もかかった苦しい恋が私にはあった。
しかし、何故かサラリと話ができた。
夫にも関係ある話でもあり、その話は私たち夫婦の間で、アンタッチャブルなままずっと今日まできていた訳だが、信じられないことに夫はその時の出来事を鮮明に記憶しているようだった。
私の知らない事実もあり。うわ。
その話を夫が始めたときには「え~、ちょっと待ってよ。」と思ったが、なんだか遠い、まるで小説か他所の人の話を聞いているような第三者感があった。
これまで絶対に人に語ることがなかった苦くて切ない思い出だったのに、聞いても話しても何故か全く平気だったのだ。
その時に「あ、卒業したな。」と思った。
ほとんど誰にもしたことがなかった話ができたのは聞いていたその時の新年会のお相手が良かったからなのだと思う。大恋愛の末に同級生結婚をされた先輩ご夫婦だったから。
1985年。64年から優勝していない阪神タイガースが優勝しそうになっていたまさに10月頃のすったもんだの出来事。
毎日恋や将来についての考え事で頭の中がいっぱいで、仕事も手につかず、ご飯も食べられず、大好きな阪神の優勝に気もそぞろだったとてもとても若かった20台前半の自分。
次に阪神が優勝するまでずっと「阪神優勝=思い出したくない辛かった記憶」だった。この記憶の連鎖は私をずっと苦しめてきたものの一つである。
そしてなんと阪神は次、2003年まで優勝しなかった。私の禊はなかなか訪れなかったのだ。
2003年。星野仙一監督のもとで優勝したときは本当に嬉しかったなあ。92年に生まれた娘は5年生になっていた。(もちろん私は毎年昔の恋を思い出して暮らしていたわけではないが、心のどこかに阪神の優勝にはこだわりがあった。)
その後2005年にも阪神は優勝した。もうこれで優勝は嬉しいだけのものになった。
もっとバンバン優勝してくれるとありがたいのだが、そこは阪神。新聞社系2つが強いのでなかなか・・・ね。
話に具体性がなくてわかりづらくて申し訳ないのだが、24歳で今の夫と結婚した私のとても少ない恋話。
なんか卒業できたのが嬉しいな。
阪神、また優勝しないかなあ。
カテゴリ名: ひとりごと