自分のお母さん向けセミナーでは、偉そうに、
「早めに、歯や目の点検、髪のカット、お金の準備もしておきましょう」
なんて言ってた私が、なんと今頃、娘を連れてカットに行ってきました。
でも、皆さん、私の言い訳を聞いてください。
冬休みに入る前の20日の日曜日から冬講体制に入ったこと、少人数のクラス編成のため、時間割のお知らせが前日だったこと、しかも朝9時~と、夜5時~授業で、授業と授業の合い間が自習タイムとなって、結局20日から休み無しで、1日中勉強していたこと、このためにカットに行く時間が取れなかったのです。
面接があるので、髪をカットしなくちゃということは、わかっていたのですが、こんなに集中して勉強している時期に、私のほうから水を指す気にはなれず、もうカットはいいかぁと諦めたのです。
願書の写真撮影のためのカットに行ったのが、最終です。
確か11月のことでした。
カットはもういいかぁと一度は思ったものの、さすがに2ヶ月近く経ってくると、髪ももたついてきます。
親の面接もあるので、私だけでも行っておかなくちゃと思い、そう伝えると、私だって、行きたいと言われてしまいました。
面接の時には、2つに束ねると言ってたので、そのままでいいんだと思っていたら、それはカットしてなくて毛先がはねてるから、仕方なく、そう言っていたと言うのです。
ん~、この時期に、わざわざ勉強時間を減らすようなことをしていいものかと苦渋の決断でしたが、娘はいたってリラックスモード。
そんなもんかぁ。
けれど、カットから帰ってきてからの娘は違いました!
「先にお風呂に入っちゃうわ!」
と言って、さっさと自分だけお風呂に入り、今日解けなかった算数の問題を兄に教えてもらい、昨日おとついと、もたついて完成していなかった、面接準備のQ&Aの原稿を書き上げ、
「疲れたらあかんから、もう寝るわ」
と、これまた自分でさっさと寝に行ってしまいました。
この一連の動きに、私はキツネにつままれたかのような気分でした。
これが、成長ですね。
中学受験を経て、子どもが見せてくれる、勉強以外の成長。
あぁ、やっぱり、こうやって本番が近づいてくると、子どもそれぞれのやり方で、なんらかの成長の印を見せてもらえるのです。
これが、子どもの素晴らしいところです。
明日は、2時間電車に乗って、娘の願書を提出しに行きます。
やっぱり、カットして、良かった。
(笑)。
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