2010年、このSF映画のタイトルみたいな一年が始まった。
御朔は夫の実家近くで夫の高校の同級生達と新年会。夏・冬に行く度に同じメンバーで飲んでいるので、もはや夫抜きで会っても全く問題ないくらいに仲良し。
女性も男性もいるが、みなさんだいたい親御さんのお仕事を継がれた二世・三世の社長さん。
東京もすごいが地方の不況はもっとすごかった。
地方は建設で持っているようなところがあるのに、公共工事の削減で本当に大変。3月以降の仕事がまったく入っていないと言っていた材木問屋の社長のお話。建築材料系はプロジェクトが立ち上がると一番に話がくるはずで、それなのに3月以降仕事がないと言うことは相当先までないということだそう。
毎年、土建関係のおじさんたちを社長宅に呼んで、昼間から日本酒の瓶とお肴をずらりと並べてドンチャカやっていた新年会をとうとう今年はとりやめたという重機の社長。
正月に酒のひとつも飲ませないとみんなの士気も上がらないと言う事だったが、ついに中止…。
みんな子育ての最終段階に近づいてきてはいるものの一番お金のかかる時期。自分はどうでもとにかく子どもだけはと教育に心血を注ぎ、塾や予備校、大学生への仕送りとがんばっている。
一代前の社長がまだ会長職でいらっしゃるから好き勝手も出来ず、ご自分のお父様ながら、昔の夢を追い、語られ、やり方が悪いと言われると腹が立つのだそうで、なかなか難しい…。
この二世さん、三世社長さん達が、口を揃えて子どもには絶対に後を継がせないと言っていたのが気になった。
真面目に代々やって来た商売を継がせたくない世の中ってなんだろう。普通の人が普通にコツコツやっていれば幸せにならなくてはおかしいのでは???
「うちの息子に、東京でなんか仕事ない?就職口のいいのがあったら紹介してな。」というのが別れの挨拶だった。
民主でも自民でもなんでもいいよ、もうほんとに景気をなんとかして欲しいよ…。
カテゴリ名: ひとりごと