今、いったい何時なんだ?
レイトショーは深夜にもかかわらず結構な混雑だった。ネット予約したチケットの発券機に行列が出来たほどである。
夜中にもかかわらず、みんなはその人の映画をを見るために集まってきたのだ。
マイケル・ジャクソン 「THIS IS IT」
ずっと見たかったが忙しくて延び延びになっていた。こんな夜中だが、やっと見ることが出来た。
マイケルのファンとかファンじゃないとかいう問題ではなく、同じ時代に生きた人は、この映画は見るべきだと思う。
彼は思っている以上に音楽で出来ていた。
奇行や借金の話やセクシャリティの話ばかりが強調されたスーパースターは、まるでNASAが宇宙船を飛ばすかのように、細かく計算されたツアーをやろうとしていたのだ。
映画のエンドロールが出た時、館内に拍手が起きた。映画館で拍手が起きた映画は、これまで相当数映画を見てきたと思うが、試写会の物くらいしか思い浮かばない。
エンドロールが終わっても、まだ実は映像が続いたのだが、私はかなり泣いていたので涙でマイケルが滲んでしまった。
人類はとんでもない人物を失ったのだ。
始まってからは一口も減らないポップコーンと氷の解けたアイスティー。
今朝もテニスがあったし、明日もあるけれど、どうみても今夜はすぐには眠れないだろう。
「みんなに祝福を」とマイケルは言った。
カテゴリ名: ひとりごと