中学受験と子育てを考えるフォーラム

Forum.

世界を舞台に活躍する人材を育成するためには、どのような教育が必要なのでしょうか。本フォーラムでは、第1部で、灘中学校・高等学校の学校長・和田孫博氏の講演、第2部では、同氏と、東大寺学園中高等学校の教頭・清水優氏、高槻中学校・高槻高等学校学校長の岩井一氏によるパネルディスカッション、第3部でサピックス小学部講師の溝端宏光氏の講演を実施。教育と人材育成について多角的に考えました。
■協力: 灘中学校・灘高等学校・東大寺学園中高等学校・高槻中学校・高槻高等学校
■後援: 中学受験情報サイト「WILLナビ」
第1部 講演 「6年一貫教育の強み」
和田 孫博 氏
灘中学校・灘高等学校
学校長
和田 孫博 氏
世界に通じる人材を教育する灘の教育

 私学の強みの一つは、建学の精神に基づいた教育理念をしっかりと持っていることです。本校の場合は、創立時の顧問の嘉納治五郎先生の教え「精力善用」「自他共栄」が校是です。精力善用とは、自分の持ち場で最大限の努力をして自分の持てる力を生かすこと。

第2部 パネルディスカッション 「私学教育の特色と人材育成」
和田 孫博 氏
灘中学校・灘高等学校
学校長
和田 孫博 氏
清水 優 氏
東大寺学園中高等学校
教頭
清水 優 氏
岩井 一 氏
高槻中学校高槻高等学校
学校長
岩井 一 氏
佐脇 洋一郎 氏
SAPIX小学部
佐脇 洋一郎 氏
川東 義武 氏
司会
株式会社ユーデック
代表取締役
川東 義武 氏
第3部 講演 「中学受験の意義」
溝端 宏光 氏
SAPIX 小学部
西宮北口校 室長
溝端 宏光 氏

中学受験の第一の目的は、入学試験に合格し、良い教育を受ける権利を得ることです。しかし、日本には「エリート教育」が根付いていないせいか、幼少期に高度な教育を施すことについて否定的な見方があり、「勉強漬けでかわいそう」といったことばをよく耳にします。