
個性豊かな独自の教育を展開し、日本の将来を担う人材を育成している早稲田大学と附属・系属校。
本フォーラムでは早稲田大学と附属・系属校の先生方をお招きし「早稲田の教育」とは何かをお伝えしました。
また、第2部ではサピックス小学部の広野雅明氏、森上教育研究所の森上展安氏による「2011年以降の早稲田附属・系属中学入試の流れ」について議論しました。
■協力: 早稲田大学・早稲田摂陵中学校・早稲田佐賀中学校
早稲田実業学校・早稲田中学校・早稲田大学高等学院
■協賛: 中学受験情報サイト「WILLナビ」

グローバルリーダーを育成する早稲田の教育
早稲田大学は、2007年に迎えた創立125周年を「第二の建学」の出発点と位置づけ、21世紀におけるグローバルな早稲田大学を実現するための中長期計画「Waseda Next 125」を策定。個別化、国際化、情報化をキーワードに多様な改革が進行中です。さらなる進化を遂げているWASEDAの姿を紹介します。

早稲田摂陵中学校の教育の特色
2009年に早稲田の系属校となり、それまでの「詰め込み教育」からの転換を図り、生徒一人ひとりの内在する価値に基づくキャリアを形成する教育に力を注いでいます。その際、早稲田大学の協力を得て、中高大連携のプログラムを豊富に設けている点も、大きな特色になっています。
校長 安元 祥二氏
学習支援センター長 辻村 修一氏

早稲田佐賀中学校の教育の特色
早稲田大学7校目の附属・系属校として、2010年度に誕生しました。現在、生徒の2割超が関東地区の学生であり、寮生活を通して、自立心を育んでいます。早稲田大学への進学はもちろん、難関国公立大学、医歯薬系学部への進学も見据えて、ハードな教育を実施している点も本校の大きな特色です。

早稲田実業学校の教育の特色
2001年に国分寺市に移転、2002年からは男女共学に移行しました。男子2:女子1の比率ですが、女子のパフォーマンスが素晴らしく、学校生活においてもリーダーシップを発揮しています。一途に一生懸命努力する「愚直」さを大切にしており、実際にそうした気質の生徒が多いのが本校の誇りです。

早稲田中学校の教育の特色
今年で115年目を迎える完全中高一貫の男子校で、高校からの募集は行っていません。卒業生の約半数が推薦で早稲田大学に進学。残りが受験して進学します。
多感な時期の生徒たちですが、バランス感覚を養い、たとえ失敗しても、新たな目標に向かって突き進める生徒を育てることが本校の目標です。

早稲田大学高等学院の教育の特色
2010年に中学部を新設しました。高校までに所定の単位を取得して、卒業すれば、全員が早稲田大学に進学することができます。大学入試がない利点を生かして、教科書の枠を超えたハイレベルな学びを実現することも可能で、自分を律することができる生徒にとっては、理想的な環境といえます。
森上教育研究所
森上 展安氏
進学教室 SAPIX小学部
広野 雅明氏
首都圏にある早稲田附属・系属中学3校(早稲田中学校、早稲田実業学校、早稲田大学高等学院)を中心に、2011年以降の入試がどのような動きを見せるのか。合格するためにはどんな対策を立てる必要があるのか。SAPIX小学部の広野雅明先生と、森上教育研究所の森上展安氏が語り合いました。