教育ジャーナリスト

中曽根陽子も注目!
玉川聖学院の大学合格実績UP!の
5つの理由
2010進学実績

2010進学実績

主要教科だけでなく、9教科それぞれの教科を重視することの意味

教科学習

 玉川聖学院では、教育方針の3つ目に、「自分の可能性、使命の発見」という言葉を掲げていますが、生徒一人ひとりが、自分を発見し、好きになり、そしてその可能性を伸ばしていくための手助けをしていく場所が学校だと考えています。

 そのためのアプローチとして、前回お話した総合科人間学の他、課題探究学習、発達段階に応じた体験学習など学習する動機付けを重視したプログラムを重視しているのです。

 もちろん生徒のほとんどが大学進学を希望している訳ですから、その目的を達成するための教科学習には力を入れていますが、主要5教科だけでなく、音楽、家庭科、美術、書道といった芸術系の科目も同じように大切にしています。

 例えば、中等部では書道が必修ですが、その目的はきれいな字を書くということはもちろん、書道を通じて集中力を養い、書き終えた後の達成感を味わうことで事に対応する自信を身につけることです。また、音楽は毎日の礼拝で賛美歌を歌うなど常に身近にありますが、中高24クラスがその成果を競いあう「玉川聖学院音楽会」は、学年を追っての成長を実感できるもので、特に力を入れている行事の一つです。

 余計な事に時間を割かず、目的に特化した学習に力をいれたほうが成果も出やすいと考えるのが普通かもしれません。しかし、そうしない理由は、「主要教科だけをやっていると、行き詰った時に打開策がみつからない。主要教科と芸術科目を両立させることで、色々な角度から考える方法を学んでいくことができる」からなのです。

中曽根陽子
中曽根陽子の取材後記
世の中では合理主義がまかり通り、得てして目にみえる成果ばかりを求めがちです。しかし、実は一見ムダと思えることが大きな成果を生むということは往々にしてある事です。
そういうことに手を抜かない姿勢に、本気で人を育てようとしているのだなと感じました。
プロフィール
中曽根陽子(なかそね・ようこ)
教育ジャーナリスト。
2004年、女性のネットワークを生かした編集・取材活動を行う、情報通信ネットワーク「ワイワイネット」を発足。 子育て中の女性の視点を捉えた企画に定評がある。
著書に「後悔しない中学受験」(晶文社)「子どもがバケる学校を探せ!中学選びの新基準」(ダイヤモンド社)など。
Information 玉川聖学院中学校
〒158-0083
東京都世田谷区奥沢7-11-22
TEL:03(3702)4141
FAX:03(3702)8002
http://www.tamasei.ed.jp/
説明会情報
1月14日(金)
10:00~11:45
説明会後、授業見学も可