首都圏注目の中高一貫校

共学

江戸川学園取手中・高等学校

「NEW江戸取」始動。世界型人材の育成へ

 創立41年目を迎えた江戸川学園取手中・高等学校が「NEW江戸取」と題した教育改革を進めている。目指すは世界型人材の育成。大胆な授業改革と併せて、変化の時代をたくましく生き抜くために必要な主体性・自主性を育てるさまざまなプログラムを用意している。新たな教育改革の狙いについて、校長の竹澤賢司先生にお聞きした。

女子

江戸川女子中学校・高等学校

英語と体験を重視し、自立した女性を育成

 1931年の創立以来、新しい時代にふさわしい「教養ある堅実な女性」の育成をめざしてきた江戸川女子。伝統の情操教育に加えて英語教育、海外生活を体験する機会も豊富に用意している。今年度からはオンライン英会話も導入。同校の教育の特徴を紹介しよう。

女子

鷗友学園女子中学高等学校

「もっと楽しく、自由な学び」を追求する

 鷗友学園では、生徒が学びの面白さに目覚め、主体的な学びの意欲を高めるための教育を展開している。それをさらに活性化させるために、ICT(情報通信技術)の活用や、キーコンピテンシー(社会に出てから必要となる能力)に対応した新しい評価法「ルーブリック」の導入などが進行している。

男子

海城中学高等学校

「こと創り」時代を切り開く人材を育てる

 「ものづくり」重視型(工業社会型)から「こと創り」(知識創出型)へ。ITやAIの発達で、社会が求める人材像は大きく変化した。従来の価値にとらわれない「新しいリーダー」に求められる力について、海城中学高等学校・校長特別補佐の中田大成先生に聞いた。

女子

共立女子中学高等学校

多様性と柔軟性のある、自立した女性を育む

 東京の中心部・千代田区にキャンパスを構える共立女子中学高等学校。1886年の創立時から「女性の自主・自立」を理念に掲げ、社会で活躍できる人材の育成に取り組んできた。堅実な進学実績を残し続ける一方、知識・技能の「活用力」を高める実践に早くから取り組むなど、2020年の大学入試改革に向けた対応も着々と進んでいる。

共学

国立音楽大学附属中学校・高等学校

自由・自主・自律。個を尊重し生かせる人に

 文教地区・国立市の緑あふれる環境の中にあり、地元の人々に「音中」「音高」の愛称で親しまれている国立音楽大学附属中学校・高等学校。中学には音楽コースと普通コース(2019年度から文理コースに名称変更予定)が設置されており、音楽に満ちた環境の中で、「自由・自主・自律」を柱とした教育活動が展開されている。

女子

恵泉女学園中学・高等学校

平和をつくる女性を育む、「伝える教育」

 恵泉女学園中学・高等学校は、1929年に創立されたキリスト教の信仰に基づいた中高一貫校だ。創立当初から「聖書」「国際」「園芸」を教育の柱として、「主体性」「多様性」「協働性」を育み、みずから考え、発信する力を養ってきた。21世紀を生きるために必要な力の育成に早くから取り組んできた同校の理念や教育の内容などについて、校長の加藤英明先生に聞いた。

女子

国府台女子学院中学校・高等学校

教室10個分の学校図書館は「知の宝庫」

 1926年の創立以来、仏教の精神に基づく女子教育に取り組む国府台女子学院。中高校舎の中心に位置する図書館は、広さ約670平方メートル、蔵書約5万冊を誇る。館内は書架スペースに加え、調べ学習エリアや検索コーナーも充実。生活の中で図書館を身近に感じ、情報を取捨選択する能力や発信する力を伸ばせる「知の宝庫」として、生徒や保護者に親しまれている。

共学

駒込中学校・高等学校

仏教に基づく情操教育と先進のカリキュラム

 仏教を礎にした人間教育を330年以上にわたって実践してきた駒込中学校・高等学校。その歴史と伝統に加え、世界を見据えた先進の教育内容でも注目の存在だ。近年、高校に「国際教養コース」「理系先進コース」が開設されたのに続き、今年度から中学も「本科コース(AGS)」と「国際先進コース」の2コース制に。入試制度も刷新し、多様な個性を伸ばす環境がますます充実している。

共学

淑徳巣鴨中学校・高等学校

生徒から無限の可能性を引き出す“仕掛け”

 1919年の創立以来、「感恩奉仕」を教育理念に掲げ、豊かな人間性の育成に力を注いできた淑徳巣鴨中学校・高等学校。全国クラスの運動部を擁する一方、近年は進学実績の伸びも目覚ましく、「文武両道」の進学校として躍進を続けている。2019年に創立100周年を迎えるにあたり、現在は次なるステージに向けて新しい教育実践を次々と仕掛け始めている。

共学

玉川学園中学部・高等部

主体性を育む教育手法で社会と「共創」する

 幼稚園から大学院までワンキャンパスでの一貫教育に定評がある玉川学園。中学部・高等部は、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)∗1やスーパーグローバルハイスクール(SGH)∗2に指定され、国際バカロレア(IB)プログラムも備えた、多層的な教育プログラムを展開している。とくにSSHは3期11年目に入り、より意欲的な試みにも挑戦している。

女子

豊島岡女子学園中学校・高等学校

モノづくりから学ぶ「答えは一つではない」

 首都圏有数の女子進学校として知られる豊島岡女子学園中学校・高等学校では、例年、答えが一つに定まらない問題に取り組む「探究型学習」を実施している。その一環として取り組んでいるのが、今年で4年目を迎えた「モノづくりプロジェクト」。そのねらいや効果について、昨年度の担当である数学教諭の中原佑紀先生と、入試広報部長の岸本行生先生に聞いた。

共学

獨協埼玉中学校・高等学校

多様な体験活動が育む、自ら考え決める力

 埼玉県越谷市に、約8万平方メートルもの広大なキャンパスを持つ獨協埼玉中学校・高等学校。恵まれた環境の中で、多様な体験活動をベースに「自ら考え、判断できる力」を育む教育が展開されている。併設大学との連携の下で生徒たちが研究活動に取り組む「獨協コース」など、時代を先取りした取り組みも注目を集めている。

女子

富士見中学高等学校

探究学習と多文化交流で自立と挑戦を促す

 2020年に創立80周年を迎える富士見中学高等学校では、その記念事業として新校舎の建築が進められている。普通教室がある本館、特別教室を含む西館に続き、2018年7月には図書館が完成。生徒は充実した学習環境を活かして勉強や行事運営などで自主性を発揮し、国際交流にも積極的に挑戦している。新校舎の完成とともに進化する同校の教育について、校長の板倉清先生に聞いた。

女子

富士見丘中学高等学校

「コンピテンシー」身につけ世界に羽ばたく

 45年以上の歴史を持つ海外短期留学制度など国際理解教育を推進し、「国際性豊かな若き淑女の育成」をめざす富士見丘中学高等学校。海外の中高生との交流も盛んで、日常的に異文化に触れられる環境の下、海外大学をはじめとする多様な進路の実現をサポートしている。一人ひとりの可能性を広げる同校の先進的なグローバル教育について詳しく紹介しよう。

女子

普連土学園中学校・高等学校

家庭的な環境で個々の可能性を大きく伸ばす

 普連土学園は、アメリカ・フィラデルフィアのキリスト教フレンド派(クエーカー)婦人伝道会の人々が、新渡戸稲造と内村鑑三の助言により、1887(明治20)年に創立した学校だ。創立以来、小規模校ならではの家庭的な雰囲気を保ち続け、フレンド派のネットワークを活用した国際交流プログラムも充実。キリスト教精神を基盤とした豊かな人間教育について、校長の青木直人先生に伺った。

共学

文化学園大学杉並中学校・高等学校

目指せ世界標準。「iプロジェクト」、始動

 「文杉」の愛称で知られる文化学園大学杉並中学・高等学校。「燃えよ!価値あるものに」をモットーに、勉強、行事、部活動に全力で取り組む生徒を育成してきた。2015年に高校で始まった「ダブルディプロマコース(DDコース)」は海外大学への進学者を輩出するなど着実な成果を見せている。2018年度からは男女共学化、中学でのダブルディプロマ準備コースが始まるなど、一歩先を行く学校改革を推進中だ。

女子

三輪田学園中学校・高等学校

人生を切り拓く「徳才兼備」の女性を育成

 豊かな人間性と高い学力を併せ持つ「徳才兼備」の女性を育てる教育に力を注いできた三輪田学園中学校・高等学校。古くから読書教育や道徳教育に力を注ぎ、近年は理系学部への進学にも高い実績を残すなど、女子教育の長い伝統の中で練り上げられた独自のカリキュラムが注目を集めている。

共学

明治大学付属明治高等学校・中学校

中・高・大、10年かけ「個」を伸ばし磨く

 明治大学の直系付属校として100年以上の歴史を持つ明治大学付属明治高等学校・中学校。「質実剛健」「独立自治」の精神を継承する一方、教育改革にも意欲的で、校長の安藏伸治先生は「めざすのは進学校ではなく名門校」と話す。自身も明治大学で学び、明治大学政治経済学部の教授も務める安蔵先生に、同校がめざす教育について伺った。

共学

明星中学校・高等学校

グローバル時代の「活躍力」を獲得させる

 東京都府中市に広いキャンパスと近代的な校舎を持つ明星中学校・高等学校。創立95年を迎える伝統校だが、近年は2015年に着任した新校長の下、「MGSクラス」の設置や英語教育の充実など、新しい実践を次々と打ち出している。中3以上の全生徒にタブレット端末を貸与するなど、ICTの活用にも積極的だ。

共学

八雲学園中学校高等学校

共学化で次世代のグローバルリーダーを育成

 女子教育のパイオニアとして創立80周年の節目を迎えた八雲学園中学校高等学校。時代に先駆けたグローバル教育と豊かな心を育てる人間教育を実践してきた伝統校は、2018年4月に共学化を果たし、新たな取り組みをスタートさせています。次世代のグローバルリーダーの養成をめざす同校の教育の特色について、校長の近藤彰郎先生にお聞きしました。

共学

立正大学付属 立正中学校・高等学校

国語力を高め、豊かな人間性を育てる

 学力はもちろん、豊かな人間性を育てる教育に力を注ぐ立正大学付属立正中学校・高等学校。国語力を高める「R-プログラム」を筆頭に、特色ある教育活動を展開している。馬込に移転した新校舎は5年目を迎え、より充実した環境が整った。同校の今後の教育について、大場一人校長に話を伺った。

私立中高一貫校