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安田先生注目!2016年度中学入試

 

Column.
模試の結果をどう活かすか

安田教育研究所 代表安田 理

受験校について騒がない

 模試の結果が返ってくると、ほとんどの保護者は「合格の可能性」と「偏差値」に注目します。そうして「こんな成績では、〇〇校は無理かもしれない」「もっと上を望めるのではないだろうか」といった受験校のことばかりを考えがちです。
 ですが、お父さん・お母さんが騒ぐと、お子さんも落ち着かなくなります。気持ちが不安定な状態では、勉強しても身につくものではありません。

成績表では平均点と得点との差に注目

 成績表で見ていただきたいのは、むしろ問題ごとの平均点とお子さんの得点との差です。平均点が低い問題ができていないのは構わないのですが、平均点が高い問題を落としていたら、お子さんはその単元が弱いということになります。ぜひその単元は今一度復習してください。
 また小問ごとの正答率もチェックして、80%以上の小問ができていなかったら、この問題は要注意です。理解そのものができていないのか、単純なミスでの減点なのか、理由をハッキリさせておく必要があります。

答案のクセを改善

 ですから成績表以上に答案を見てください。わが子の答案作成上のクセなどに注目していただきたいのです。ただし、保護者はどうしてもこうしたことをすると、お子さんの欠点にばかり目が行きがちです。「こんなやさしいところを間違えていてしょうがないわねぇ!」「なぜこんなつまらないミスをするんだ!」「何度同じことを繰り返せば気が済むんだ!」・・・・・・といったことを口にしがちです。
 これではお子さんは勉強が苦痛になります。答案に向かうと、かえって萎縮することにもなります。記述問題の解答合わせでも、正解どおりでないと何度も書き直させられたりすれば、ますます記述に苦手意識が生まれます。挙句の果ては空欄で提出することにもなります。少しでも合っていれば、「ここは出来ているじゃない」「ここはもう少しだったね。惜しかったね」といった声がけをし、お子さんの気持ちが前向きになるよう工夫してください。
 また、お子さんの実力は今後まだ伸びます。第一志望校はともかく、併願校まで急いで決める必要は全くありません。