【先輩ママ・パパ】
以前この日記に書いた闘病中の身内の話。
週末、突然、大阪にやってきた。
朝、メールに「今日、大阪へ帰るから～！」とだけあった。
なんでも、子供達と自分の治療（今日からまた抗がん剤投与のはず）の都合で、朝ごはんを食べている時に、「今日しかないやん！？」って思ったらしく慌てて用意して夜のフェリーに乗ったそうだ。
高３の長女、中３の長男、本人（三人家族）もちろん、マイカーだ。
確か、リンパも切除したはず…腕も上がりにくいといってたのに
それでも自分でハンドル握ってやってきた。
もう、ただ凄いというほかない。
本人いわく、その方が気も張るからちょうどいいんよ！とのこと。
会うなり、「早くも清原やねん！」と帽子を取ってみせてくれた。…胸が詰まった。
食事の時以外はずっとマスクをかけたまま。本来は出来る限り外出しない方がいいらしい。当然だろう。ましてや新型インフルエンザもまだ流行中だ。
高３の長女は大学進学予定だったのだが、美容室でバイトをしているうちに手に職をと思いたち、働きながら、通信制の美容専門学校を出て美容師になることにしたとちょっと恥ずかしそうに話してくれた。
どうりで、髪はエクステ、メイクは目力ばっちり！、きれいにネイルを施した手。いまどきのおしゃれで可愛い女の子だ。
中３の長男はずっと野球を頑張っていて、希望の高校に進学しても続けるつもりという。
いつの間にかどこから見てもお姉ちゃんと同い年ぐらいに見えるほど成長していて頼もしい姿になっていた。
来年の夏は姉は仕事で忙しいだろうし、また弟は部活の野球で休みもないだろう。三人揃っての夏の旅行はしばらく出来ないかもしれないと、修学旅行で来た清水寺にどうしてももう一度行ってみたいと姉が言ったことで、思い切ってやってきたという。
先日彼女が退院した日に家へ帰ると長女からの手紙が置いてあったそうだ。
「お母さんが入院中、二人で頑張ってみて、お母さんがいつも大変だったということが今ごろ分かりました。お母さんはきっとしんどいはずなのにいつも元気に私達の面倒を見てくれてましたね。ありがとう！私達もう何でも自分で出来るようになったから、私達のことは大丈夫。お母さんがしんどいときはいつでも言ってね。」
とあったそうだ。
本当に彼女はどんな時でも周りを笑いにつつむ。
元気いっぱいの明るいママ。
しんどいなんて彼女の前では言ってられない、恥ずかしい。
いっぱい、いっぱい見習わないと～
慌しく帰っていった後にはゲンキの素の置き土産があった♪
カテゴリ名： 中学受験は2回目ママ
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