今年の「田んぼ」は中1と中2の合同で取り組んでいます。田んぼでの授業は、前回の「代かき」に続いて2回目。
種まきをして育った「苗」を5本ぐらいずつ他に植えます。田植えを楽しめる人はどんどん植える一方で、田んぼの中に入るのにはいろいろと思い切りが必要のよう。躊躇する生徒もちらほら。田んぼのぬるぬるがいやな人や、授業だからとつきあう生徒も。しかも今日は肌寒いこともあって体調を崩す人も続出でした。
みんなの口に入るまでの長い過程を実感すること、それには多くの人が関わらなければいけないと考えています。そうでないと、収穫が楽しみになったりおいしいと感じる瞬間が自分の中にやってこない。「田んぼ」の取り組みが自分たちのものになるためには、いろいろな課題が見えてきます。やっていることに対して、それを自分の問題としていく過程も大切な時間となるのだと思います。
隣の田んぼでは、「田植機」で順序よく規則正しくしかもスピーディにさくさく田植えをしていました。農業の「機械化」を横目にしながら、私たちは複雑な思いを抱えて手植えをしています。
カテゴリ名: 自由の森のこんなこと
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