先日から学校説明会を渡り歩いている我が家。
というか、厳密には母と次女の二人旅だが。
昨日、実家の母からちょっと話があると言われた。
実家は歩いて1分、走れば20秒のところにあり、子供たちも
含め、良くも悪くも一つの大家族みたいな感じ。
母屋の離れに住んでるという感覚だ。
「何、言われるんやろうか?」
良くも悪くもの「悪い」というのは、いつまでたっても私が子供扱いされるということ。
当然なのだが、子供の前でその言い方はちょっとやめてよ。と思ってしまうこと多々ある。
一方、子供たちは家の鍵を持たず、下校時は実家へ帰り、母が用事がある時は一切の面倒を見てもらう。本当に頭があがらないのは事実。
「そんなにいっぱい、あちこちの学校みてどうするつもりなん?」母はこれが言いたかったようだ。妹夫婦も含め皆同じ意見だそうだ。
実家で同居の妹の4人の子供たちは4人4様。
公立高校をドロップアウトした長男、友達に誘われて軽い気持ちで中学受験した次男、長男を見て、自分は絶対中学を受験するぞと決めて私学に入るも、イメージしていた学校と違い高校は別の私学に入りなおした三男、公立中学からスポーツ推薦で私立高校
の体育科に入った四男・・・
よく言えば、自主性を大切にする家と見てとれると思う。
実際は全くの自然の成り行きだが。
年子だが、全く性格の違う妹と私。妹は短大の卒業式が結婚式当日。一度も社会に出たことがない。
妹夫婦が実家の家業を継ぎ、私はお手伝いをしているという立場。
我が家の夫はサラリーマン家庭に育ち今も実家とは関係のない会社で働く一会社員。
私も学校を卒業してから長女の妊娠がわかるまでずっと同じ会社で働いていた。
なので、仕事に関する考え方もかなり違う。
妹の子どもたちが受験した頃は今や一昔も前になってしまった。
初めての合格発表は家族みんなでビデオを持って、番号が書かれた掲示板を映したりとおおはしゃぎだった。今から思うとひんしゅくの極みだが・・・
突然、理科が受験科目にあるということに気付いて(考えられない話だが)それなら、みんなで勉強しよう!とうちの夫が理科担当で、一緒に受験する近所の子も呼んで手作りの勉強会を毎週開いたりした。
当時は市内に人気のある私学があるし、地元の公立に行かない場合はそこに行くというのがごく普通の受験だった。
とにかく現在の受験事情とはまるで違ってのんびりした空気だったような気がする。
その時から受験のイメージが全く進化していない実家。
まずは市内のS学園を受け、ダメだったら、長女がそうだったように長女の通う学校へ行くか、もしくは地元の公立に行く。というのが相変わらずの皆の思い描く「中学受験」のようである。
娘が土日も塾に通うのを見て、なんでそんなに勉強せんとあかんの?と思いつつも遠巻きに応援してはくれている。
そんな中、毎週のように行きもしないだろう学校を見学に行ってる様子を見て、いったい、何考えているのか、気持ちを確かめてやろう!という話だった。半分お説教まじりに。
帰ってきて、夫にこんなこと言われたよ!どう思う?と勢いづいて話すと
「実は僕もそう思ってた・・・」
え~っ???
「行きたい学校を一つだけ受験して不合格やったら、○○○(長女)の学校に行くのが自然やと思う。それでだめやったら地元の公立に通ったらいいし、何が何でも私学じゃなくてもいいと思うよ。」
だって・・・
取り立てて何も言わないから、ずっと同じ考えと思ってたのに・・・
いつの間にかちょっとズレてたかもしれない。
基本、夫は次女望むことを見守るというスタンスなので何も言わなかったという。
もちろん、受験に反対はしないが、そんなにあっちこっちのぞくと訳わからなくなって、迷うんじゃないかとの意見。
確かに・・・
走りかけたのに思わず立ち止まってしまった。
四面楚歌?母は間違ってるの?
誰かに聞いてもらいたくて・・・・
カテゴリ名: 中学受験は2回目ママ