少しぐらい「しんどい」とか訴えてきてもとにかく知らんぷりを決めている母。
今日はプール授業初日。
前日まで新しい水着にゼッケンをつけたり、楽しげに用意していた娘だったが、連日の発表会の練習がたたったのか、小指の爪がはがれそうになっている。
ほら、と見せられて、思わず、痛そうやね・・・というと
「ほんまに痛いねん、痛~い・・・」と半べそで訴えてくる。
これはまずい空気。と思い、
「でも、まだ爪ついてるから大丈夫やわ!」と言うと、
「・・・・」
そして、今朝。
起こしに行くといつもどおりの健康そうな寝顔。
安心して、
「今日はいい天気やよ~プール日和やねっ!」と声をかけたのがまずかった・・・
例の“小指”のことを思い出させてしまった。
「あっ!足、痛いわ・・・やっぱり、プール無理やわ・・・」
あ~あ!・・・
結局、プールカードには「異状あり」と書いて授業は見学することになった。
塾にしても、毎日頑張ってるはずなんだけど、それはやはり子どものこと。
時にはしんどそうな顔でこちらに「塾休みたいよ~」メッセージを出してくることがある。
しかし、健康だけが取り柄の娘である。少々のことでへたらないというのも親は百も承知。
なので、ひたすら「知らんぷり」するというわけ。
そのうち、向こうもあきらめてくれるというもの。
保育園の頃、体温計の目盛りがどうか上がりませんように!
といつも念じながら、計ったっけ。
母は仕事を休めないことが多かったから。
今は娘の顔を直接見て「大丈夫やからっ!」と暗示をかける。
母はちょっとした魔術師でもある。
カテゴリ名: 中学受験は2回目ママ