6月になりました。塾の方でも、夏休み中の講座の申し込みが始まるところが多いようです。「勝負の分かれ目になる夏休み」「夏は入試の天王山」などという表現をよく目にします。確かにひと月以上のまとまった休みは貴重で、大きく差のつく期間ということはできます。
ここで注意したいのは、講座の取りすぎによるオーバーワークです。各塾とも、中心となる夏期講習会のメイン講座に加え、「分野別講座」「テーマ別ゼミ」「合宿」「お盆特訓」など、サブ講座(オプション講座)が目白押しです。塾の先生も「一人で家にいても勉強がはかどりませんから、できるだけすべて取ってください」というような薦め方をされるようです。
しかし、大切なのは「どれだけの講座を取ったか(=どれだけ長く塾にいたか)」ではなく、「学んだことがどれだけ身についたか」ではないでしょうか。
過去、夏休みに講座を取りすぎた結果、どれもこれも中途半端になり、解き直し・間違い直しもできずに夏を終えてしまった受験生を何人も見てきました。大切なのは「昨日できなかったことを今日できるようにすること」です。くれぐれも講座の取りすぎによるオーバーワークにはご注意ください。
カテゴリ名: 家庭教師
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