地方版に載った小さな記事。
今、物議をかもしだしている。
バイオリンのおけいこがうまく出来ない我が子に
「なんで、出来ないの?」と平手うちにした母親が逮捕された。
小学校3年生の女の子がはだしで家を飛び出して歩いている
ところを近所の方が警察に通報したそうだ。
本当にどきっとした。
たぶん私以外でも多くのバイオリンを習わせてるお母さんが
どきっとされたのではないかと思った。
私たちが習う教室は母子一体となってバイオリンを学ぶ。
バイオリン(もしくはピアノやフルート)を通しての人間教育
といわれている。
でもテキストや先生の言葉どおりに順調に進むわけもなく、
実際は次のおけいこまで、どれだけ教わったことをこなせて
先生の前に立てるかということについこだわりすぎてしまう。
母親(もしくは保護者)が子どもと一緒に習って、家庭に帰る
と今度は先生になって子どもに教えないといけない。
きっとそんな繰り返しで時には厳しすぎる練習も子どもに課したのかなと容易に想像できる。
突き詰めたら子どものためといいながら自分の成果を求めてしまってたのかもしれないなと思う。
お母さんがつかまって娘さんもギョッとしたかもしれない。
イヤなイヤなおけいこだったけど、お母さんが逮捕されてしまうなんて・・・
お母さんもびっくりされただろう。
ご自分のされていることをまさか虐待だなんて思っておられなかっただろうから。
これからどうなるんだろうかと思うが、傷が残っても新しい親子
関係がまたスタートできるんならどうかこれもいい機会だったということになりますようにと願う。
とても他人事に思えないので・・・
余談だが、うちの娘がお世話になっている先生は母親に横を向いていなさいといわれたら何時間でも横を向いていたと言われる。お母様の言うことは絶対なんだそうだ。
お友だちが遊びに来ても「バイオリンのおけいこだからまた、後でね」と母親は断り、いつしか誰も誘ってくれなくなったけど、娘もまたそれでいいと思ったそうだ。
何かを真剣にやるということは何かをあきらめないといけない、捨てないといけないのかなとちらっと思った。
カテゴリ名: 中学受験2回終了ママ