今日は小学校生活最後の行事となる音楽会があった。
「確か、去年も音楽会あったよね?
今までだったら6年生はなかったはずやよね?」
と集まったお母さん方と話していた。
昨年、K先生が音楽担当の教師として赴任されて以来、高学年はどの学年も皆この時期、音楽会に参加することになった。
プログラム作りから飾りつけ、司会進行に至るまで一生懸命取り組んだ子どもたち。
その子どもたちを一生懸命ご指導されたK先生。
おそらく定年間近ではないかと思われるご年齢。
子どもたちが選んで決めた曲を先生が楽譜を起こして編曲された
と思われる。
譜面台に置かれたその楽譜はていねいな手書きだった。
最初に振りかえって父兄はじめ5年生の子どもたちや観客に深々
とお辞儀をされて姿勢を正してタクトを振られる。
演奏者が子どもだからなんてかけらも思われていなくて、そこには信頼する演者と指揮者の関係しかみえてこない。
子どもたちの演奏そのものもさることながら、先生の細やかなでていねいな指揮を拝見して、その真摯な姿勢に心を打たれた。
昼休みや休み時間も利用して先生は熱心にご指導して下さったという。
先生のお声はまだ一度もうかがったことがないが、おそらくそれほど多く語られるタイプではないのだろう。
でも、語らずとも先生ご自身の情熱に子どもたちは自然打たれて付いていくのだろう。
ある先生との出会いが永い時が流れて振り向けばステキな思い出のページを作ってくれていたと気づくことがある。
おそらくそんな方なんだろうと思った。
ところで・・・
次女からもらった
「おうちのかたへ」と書いたプログラム。
自分の字で、
「別に来なくてもいいよ!」と一言書いてあった
(最後までこうだ!笑)
カテゴリ名: 中学受験は2回目ママ
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